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Cocolive(137A・東証グロース):マーケティング・オートメーションツール「KASIKA」が堅調成長

  • funbunm
  • 7月31日
  • 読了時間: 2分
Cocolive(137A・東証グロース):マーケティング・オートメーションツール「KASIKA」が堅調成長
Cocolive(137A・東証グロース):マーケティング・オートメーションツール「KASIKA」が堅調成長
【2025年5月期 経営成績】

- 売上高:1,301百万円(前期比26.7%増)

- 営業利益:279百万円(同30.0%増)

- 経常利益:281百万円(同38.4%増)

- 当期純利益:209百万円(同39.5%増)


【2026年5月期 業績予想】

- 売上高:1,518百万円(前期比16.6%増)

- 営業利益:314百万円(同12.4%増)

- 経常利益:315百万円(同12.1%増)

- 当期純利益:231百万円(同10.6%増)


【株価・出来高推移】

開示前営業日(7月10日):1,566円(開示日比1.0%高)、22,000株(開示日比76.8%低)

開示日(7月11日):1,550円、94,900株

翌営業日(7月12日):1,396円(開示日比9.9%低)、183,700株(開示日比93.6%高)

2営業日後(7月14日):1,294円(開示日比16.5%低)、64,700株(開示日比31.8%低)

3営業日後(7月15日):1,272円(開示日比17.9%低)、52,800株(開示日比44.4%低)

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【アナリストコメント】

同社の2025年5月期決算は、不動産業界に特化したマーケティング・オートメーションツール「KASIKA」の順調な拡大により、全ての利益項目で2桁成長を達成しました。売上高は前期比26.7%増の1,301百万円、営業利益は同30.0%増の279百万円と、高い成長率を維持しています。売上総利益率は約56.8%と高水準を保ち、同社のSaaSビジネスモデルの優位性が確認されます。


事業環境面では、不動産業界のデジタル化進展が追い風となっており、オンライン商談の浸透や契約書の電子化等により、同社のサービスに対する需要が拡大しています。対象市場であるSaaS/PaaS型ソフトウェア(顧客接点/CX)市場は2023年度から年平均8.7%で成長し、2028年度には4,378億円に達すると予測されており、同社の成長余地は十分に大きいと評価できます。


財務面では、自己資本比率83.9%、現金及び現金同等物878百万円と極めて健全な財務基盤を維持しており、成長投資に向けた資金力は十分に確保されています。営業キャッシュ・フローも221百万円の堅調な創出を実現しており、事業の収益性とキャッシュ創出力の高さが確認されます。


開示前後の株価推移を分析すると、開示前営業日の1,566円から開示日には1,550円(1.0%下落)、翌営業日1,396円、2営業日後1,294円、3営業日後1,272円と段階的な下落推移となりました。出来高は開示日に94,900株、翌営業日には183,700株(開示日比93.6%増)と大幅に増加し、投資家の高い関心を示しています。この市場反応は好決算にもかかわらず利益確定売りが先行したものと分析され、成長期企業特有の値動きパターンと考えられます。


※7月11日発表「2025年5月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」より

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