GA technologies(3491・東証グロース):2025年10月期業績予想を上方修正
- funbunm
- 7月29日
- 読了時間: 2分

【業績修正の要点(2025年10月期)】
- 売上収益:248,000百万円→248,000百万円(前回予想比 変化なし)
- 事業利益:6,000百万円→6,500百万円(同8.3%増)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:3,000百万円→3,200百万円(同6.6%増)
- 基本的1株当たり当期利益:81.24円→80.46円
【株価・出来高推移】
開示前営業日(6月11日):1,616円(開示日比0.8%低)、397,100株(開示日比15.8%低)
開示日(6月12日):1,629円、471,800株
翌営業日(6月13日):1,491円(開示日比8.5%低)、1,193,600株(開示日比153.0%高)
2営業日後(6月16日):1,520円(開示日比6.7%低)、296,800株(開示日比37.1%低)
3営業日後(6月17日):1,738円(開示日比6.7%高)、1,070,200株(開示日比126.8%高)

【アナリストコメント】
同社の2025年10月期業績予想の上方修正は、AI技術を核としたテクノロジードリブンな業務改革が当初想定を上回る成果を上げていることが主因です。2024年12月にCTO(最高技術責任者)を招聘し、「RENOSYマーケットプレイス」および「ITANDI」の各事業において事業特性に応じたテクノロジー戦略を策定したことで、本格的なデジタル変革が加速しています。
特にAIを活用した定型業務の自動化や業務効率化により、生産性の向上が顕著に進展しており、データ分析に基づく広告・マーケティングの最適化では顧客獲得効率の大幅な改善も実現しています。これらの施策により全社的なコスト改善が当初想定を上回る水準で進展し、事業利益を中心とした収益性の向上が見込まれることが上方修正の背景となっています。
同社の成長戦略は、不動産テック領域における先進的なAI技術の活用と、データドリブンなビジネスモデルの構築に重点を置いており、継続的な技術投資による競争優位性の確立が期待されます。今後も各業務プロセスへのAI技術の活用を通じて、生産性の継続的な向上と収益力の強化を図る方針であり、2026年10月期以降の持続的な成長基盤の確立が注目されます。
開示前後の株価推移を分析すると、開示前営業日の1,616円から開示日には1,629円(0.8%上昇)、翌営業日1,491円、2営業日後1,520円、3営業日後1,738円と推移しました。出来高は翌営業日に1,193,600株(開示日比153.0%増)、3営業日後には1,070,200株(同126.8%増)と大幅増加を示し、投資家の強い関心を表しています。この市場反応は業績上方修正の開示内容が投資家にポジティブに評価されていることを表しており、特に3営業日後の株価が開示日比6.7%高の1,738円まで上昇したことから、AI技術による収益性向上への期待が株価形成に大きく影響したものと分析されます。
※6月12日発表「業績予想の修正に関するお知らせ」より