ALiNKインターネット(7077・東証グロース):売上高32.1%増で営業損失から利益転換を実現
- funbunm
- 7月29日
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【2026年2月期第1四半期) 経営成績】
- 売上高:247百万円(前年同期比32.1%増)
- 営業利益:5百万円(前年同期は営業損失3百万円)
- 経常利益:7百万円(前年同期比283.5%増)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:3百万円(前年同期実績は四半期純利益30百万円)
【2026年2月期 業績予想】
- 売上高:1,016百万円(前期比14.4%増)
- 営業利益:19百万円(同56.2%減)
- 経常利益:41百万円(同34.1%減)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1百万円(同98.3%減)
【株価・出来高推移】
開示前営業日(7月9日):1,086円(開示日比0.0%高)、500株(開示日比89.8%低)
開示日(7月10日):1,086円、4,900株
翌営業日(7月11日):1,052円(開示日比3.1%低)、5,200株(開示日比6.1%高)
2営業日後(7月14日):1,083円(開示日比0.3%低)、1,200株(開示日比75.5%低)
3営業日後(7月15日):1,080円(開示日比0.6%低)、1,800株(開示日比63.3%低)

【アナリストコメント】
同社の2026年2月期第1四半期業績は、株式会社エンバウンドの連結化効果により売上高が前年同期比32.1%増の247百万円となり、前年同期の営業損失から営業利益5百万円への転換を達成しました。主力のtenki.jp事業では、PV数が前年同期比94.3%の14億PVとなったものの、PV当たり広告単価の改善により事業基盤を維持しています。新規事業として開始したIPプロデュース事業では「温泉むすめ」のコンテンツプロデュースが計画通り推移しており、中長期的な収益源として期待されます。その他の事業でも太陽光コンサルティング事業やダイナミックプライシング事業の推進により、事業ポートフォリオの多様化が進展しています。
開示前後の株価推移を分析すると、開示前営業日の1,086円から開示日には同値で推移し、翌営業日には1,052円(開示日比3.1%低)、2営業日後1,083円、3営業日後1,080円と小幅な値動きとなりました。出来高は開示日に4,900株と開示前営業日比で大幅増加し、翌営業日には5,200株(開示日比6.1%高)のピークを記録した後、2営業日後以降は1,200株から1,800株と低水準で推移しました。この市場反応は、業績改善が評価される一方で、純利益が損失となったことから投資家の慎重な見方が表れており、今後の業績動向への注目度が高まっているものと分析されます。通期業績予想では売上高1,016百万円(前期比14.4%増)を計画しており、新規事業の本格展開と既存事業の安定成長により持続的な企業価値向上が期待されます。
※7月10日発表「2026年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」より