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PostPrime(198A・東証グロース):通期連結業績予想を下方修正、プライム関連サービスの遅延影響

  • funbunm
  • 7月8日
  • 読了時間: 2分
PostPrime(198A・東証グロース):通期連結業績予想を下方修正、プライム関連サービスの遅延影響
PostPrime(198A・東証グロース):通期連結業績予想を下方修正、プライム関連サービスの遅延影響
【業績修正の要点(2025年5月期)】

- 売上高:1,136百万円→914百万円

- 営業利益:307百万円→187百万円

- 経常利益:331百万円→178百万円

- 親会社株主に帰属する純利益:217百万円→116百万円- EPS:21.51円→11.56円

※2024年5月期は連結決算を行っていないため前期比はありません。


【株価・出来高推移】

開示前営業日(5月29日):623円(開示日比0.3%低)、121,200株(開示日比52.3%高)

開示日(5月30日):625円、79,600株

翌営業日(6月2日):725円(開示日比16.0%高)、125,600株(開示日比57.8%高)

2営業日後(6月3日):749円(開示日比19.8%高)、877,500株(開示日比1002.4%高)

3営業日後(6月4日):753円(開示日比20.5%高)、240,200株(開示日比201.8%高)

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【アナリストコメント】

同社が発表した2025年5月期通期連結業績予想の下方修正は、主力サービス「PostPrime」におけるプライム登録およびメンバーシップの課金件数が計画を下回ったことが主因です。特に、プライムPlusやIZANAVIアプリ版のリリースが第1四半期から第2四半期に遅延したことで、課金単価は上昇傾向にあるものの収益への寄与が限定的となりました。また、2024年10月に設立した子会社TakaTrade株式会社における取引プラットフォームについても、システム開発および関係当局による審査に想定以上の時間を要し、2025年5月期中のサービス提供が実現しませんでした。一方で、同社は外注費、広告宣伝費、支払報酬料等において110百万円程度の費用抑制を実施しており、収益性改善に向けた積極的な取り組みを展開しています。開示前後の株価推移を分析すると、開示前営業日の623円から開示日には625円(0.3%低下)、翌営業日725円、2営業日後749円、3営業日後753円と推移しました。出来高は開示日に79,600株となり、2営業日後には877,500株と1002.4%の急激な増加を示し、投資家の強い関心を表しています。この市場反応は業績下方修正にもかかわらず株価が上昇し続けていることを表しており、投資家は一時的な要因による業績悪化と評価し、将来的な成長期待が株価形成に大きく影響したものと分析されます。金融・経済分野に特色を持つSNSプラットフォームという独自性の高いビジネスモデルを有する同社にとって、2026年5月期以降は各サービスの本格展開により業績回復が期待されます。


※5月30日発表「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」より

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