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TYK(5363・東証プライム):2025年3月期は大幅な増収増益を達成、2026年3月期は減収減益予想

  • funbunm
  • 6月23日
  • 読了時間: 2分
TYK(5363・東証プライム):2025年3月期は大幅な増収増益を達成、2026年3月期は減収減益予想
TYK(5363・東証プライム):2025年3月期は大幅な増収増益を達成、2026年3月期は減収減益予想
【2025年3月期 経営成績】

- 売上高:31,933百万円(前期比6.4%増)

- 営業利益:4,503百万円(同41.5%増)

- 経常利益:5,032百万円(同24.2%増)

- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,130百万円(同31.6%増)

- 配当実績:第2四半期末8.50円、期末12.70円(年間21.20円)


【2026年3月期 業績予想】

- 売上高:29,710百万円(前期比7.0%減)

- 営業利益:3,570百万円(同20.7%減)

- 経常利益:4,100百万円(同18.5%減)

- 親会社株主に帰属する当期純利益:2,640百万円(同15.7%減)

- 配当予定:第2四半期末9.00円、期末8.90円(年間17.90円)


【株価・出来高推移】
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開示前営業日(5月16日):489円(開示日比-6.1%)、101,000株(開示日比-87.6%)

開示日(5月19日):521円、816,200株

翌営業日(5月20日):525円(開示日比+0.8%)、1,605,700株(開示日比+96.7%)

2営業日後(5月21日):538円(開示日比+3.3%)、246,700株(開示日比-69.8%)

3営業日後(5月22日):541円(開示日比+3.8%)、110,400株(開示日比-86.5%)


【アナリストコメント】

同社の2025年3月期決算は、売上高が前期比6.4%増の31,933百万円、営業利益が同41.5%増の4,503百万円と大幅な増収増益を達成しました。主力の耐火物事業において、日本、北米、ヨーロッパ、アジア全セグメントで堅調な需要が維持され、特に販売構成の変化により利益率が大幅に改善いたしました。日本セグメントでは売上高が同3.9%増、セグメント利益が同33.7%増、北米セグメントでは売上高が同27.3%増、セグメント利益が同151.9%増となり、地域別業績が軒並み好調でした。


財務面では自己資本比率69.1%と高い健全性を維持し、現金及び現金同等物も13,553百万円と潤沢な資金を確保しています。配当については年間21.20円(前期16.20円)に増配し、株主還元も充実させました。


一方、2026年3月期業績予想では売上高は前期比7.0%減、営業利益は同20.7%減と減収減益を見込んでおり、耐火物業界を取り巻く環境の厳しさが反映されています。国内鉄鋼業界での粗鋼生産量減少や原材料価格高騰などの構造的課題への対応が今後の重要な課題となります。


開示前後の株価推移を分析すると、開示前営業日の489円から開示日には521円(6.5%上昇)、翌営業日525円、2営業日後538円、3営業日後541円と堅調に推移しました。出来高は開示日に816,200株、翌営業日には1,605,700株と前営業日比約16倍に急増し、投資家の強い関心を示しています。この市場反応は2025年3月期の大幅増益が投資家にポジティブに評価されていることを表しており、収益性向上の成果が株価形成に大きく影響したものと分析されます。



※5月19日発表「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」より

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