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ドリコム(3793・東証グロース):ゲーム事業好調で大幅増収も減損により純損失計上

  • funbunm
  • 6月10日
  • 読了時間: 2分
ドリコム(3793・東証グロース):ゲーム事業好調で大幅増収も減損により純損失計上
ドリコム(3793・東証グロース):ゲーム事業好調で大幅増収も減損により純損失計上
【2025年3月期 経営成績】

- 売上高:12,655百万円(前期比29.4%増)

- 営業利益:112百万円(同87.6%減)

- 経常利益:53百万円(同93.3%減)

- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,035百万円の損失(前期は104百万円の利益)


【2026年3月期 業績予想】

- 売上高:20,000百万円(前期比58.0%増)

- 営業利益:1,000百万円(同792.8%増)

- 経常利益:950百万円(同1,692.5%増)

- 親会社株主に帰属する当期純利益:500百万円(前期は1,035百万円の純損失)

- 配当予定:期末5円00銭


【アナリストコメント】

同社は「with entertainment」をミッションとし、IP×テクノロジーを軸にエンターテインメント・コンテンツをグローバルに提供する企業です。2025年3月期では主力のゲーム事業において、第3四半期にリリースした新規自社配信タイトル『Wizardry Variants Daphne』が順調に推移し、第4四半期には位置情報ゲーム『Disney STEP』もリリースするなど、積極的な事業展開を進めました。


売上高は前期比29.4%増と大幅な成長を達成しましたが、利益面では第1四半期にリリースした新規タイトルが想定を下回り、関連するソフトウエア減損損失、開発中のPC・コンソールゲームタイトルに関連するソフトウエア仮勘定減損損失、投資有価証券評価損など特別損失1,171百万円を計上したため、最終的に純損失となりました。しかし、これらの減損処理により、今後の収益性向上に向けた体制が整備されたと評価されます。


2026年3月期は新規運用タイトルの軌道化により売上高20,000百万円(前期比58.0%増)、営業利益1,000百万円(同792.8%増)と大幅な増収増益を予想しています。ゲーム事業では既存運用タイトルの安定的な収益維持に加え、PC・コンソール向け新規タイトル開発による事業ノウハウ獲得と自社IP保有を目指しています。コンテンツ事業においてもIPの保有・育成・収益化を目的とした出版・映像事業の拡大により、中長期的な成長基盤の構築が進展しています。


※5月12日発表「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」より

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