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セレンディップ・ホールディングス(7318・東証グロース):M&A積極展開で大幅増収増益、負ののれん発生益で純利益4倍超

  • funbunm
  • 6月10日
  • 読了時間: 2分
セレンディップ・ホールディングス(7318・東証グロース):M&A積極展開で大幅増収増益、負ののれん発生益で純利益4倍超
セレンディップ・ホールディングス(7318・東証グロース):M&A積極展開で大幅増収増益、負ののれん発生益で純利益4倍超
【2025年3月期 経営成績】

- 売上高:25,124百万円(前期比27.0%増)

- 営業利益:734百万円(同53.7%増)

- 経常利益:735百万円(同23.3%増)

- 親会社株主に帰属する当期純利益:2,088百万円(同302.5%増)


【2026年3月期 業績予想】

- 売上高:40,000百万円(前期比59.2%増)

- 営業利益:1,800百万円(同145.0%増)

- 経常利益:1,850百万円(同151.7%増)

- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,100百万円(同47.3%減)


【アナリストコメント】

同社グループは、M&Aによる事業承継を通じて日本の中堅・中小製造業を世界に誇れる100年企業とするため、「M&A実行」「経営管理」「モノづくり」の3つの基盤からなる「モノづくり事業承継プラットフォーム」を構築し、事業承継のトータルソリューションカンパニーとして事業を展開しています。


2025年3月期は積極的なM&A戦略が功を奏し、4件のグループインM&Aを実行、12社を新規連結範囲に含めました。モノづくり事業では、三井屋工業、佐藤工業、天竜精機、アペックス、レディーバード、イワヰ、エクセル・グループ、トライシスなどの傘下企業が自動車内外装部品製造、FA装置製造、試作品製作、ビューティーテック分野で事業を展開し、売上高23,430百万円(前期比26.5%増)と大幅な成長を実現しました。


プロフェッショナル・ソリューション事業では、事業承継課題や経営課題を抱える中堅・中小企業からの案件持ち込みが増加し、ITコンサルティング需要の拡大や協働ロボット導入コンサルティングの開始により、売上高が前期比49.9%増の2,154百万円となりました。


特筆すべきは、2025年1月に実施した株式会社イワヰ、エクセル・グループの株式取得により発生した「負ののれん発生益」2,385百万円です。この特別利益により、親会社株主に帰属する純利益は前期比302.5%増の2,088百万円と大幅な増益となりました。


2026年3月期は、イワヰ、エクセル・グループ、トライシスの業績を通期で連結損益計算書に取り込むことで、売上高40,000百万円(前期比59.2%増)、営業利益1,800百万円(同145.0%増)と更なる成長を見込んでいます。同社の事業承継プラットフォーム戦略は着実に成果を上げており、日本のモノづくり企業の持続的発展に貢献する成長軌道が確立されています。


※5月12日発表「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」より

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