コンフィデンス・インターワークス（7374・東証グロース）：HRソリューション事業が好調に推移し過去最高業績を更新

コンフィデンス・インターワークス（7374・東証グロース）：HRソリューション事業が好調に推移し過去最高業績を更新

【2025年3月期 経営成績】

- 売上高：8,392百万円（前期比12.1％増）

- 営業利益：1,303百万円（同9.0％増）

- 経常利益：1,311百万円（同14.8％増）

- 親会社株主に帰属する当期純利益：1,039百万円（同43.2％増）

- 配当実績：年間65.000円（前期55.00円）

【2026年3月期 業績予想】

- 売上高：9,500百万円（前期比13.2％増）

- 営業利益：1,430百万円（同9.7％増）

- 経常利益：1,429百万円（同9.0％増）

- 親会社株主に帰属する当期純利益：900百万円（同13.4％減）

- 配当予定：年間75.00円（前期65.00円）

【アナリストコメント】

同社の2025年3月期業績は、HRソリューション事業を中核とする人材サービス事業が堅調に推移し、売上高、各利益ともに過去最高を達成する優秀な結果となりました。売上高は8,392百万円と前期比12.1％の増収を実現し、特に主力のゲーム・エンターテインメント業界向け人材派遣サービスに加え、人材紹介事業とメディア&ソリューション事業が大幅な成長を遂げました。

セグメント別では、HRソリューション事業人材派遣・受託が5,339百万円と前期比2.7％減となったものの、HRソリューション事業人材紹介が1,488百万円と前期比44.2％の大幅増収、メディア&ソリューション事業が1,564百万円と前期比61.3％の大幅増収を達成し、事業ポートフォリオの多様化が功を奏しました。人材紹介事業では構造的な労働力不足を背景とした企業の採用ニーズの高まりを捉え、メディア&ソリューション事業では製造業・工場に特化した求人メディア「工場ワークス」の運営が順調に拡大しています。

利益面では、売上高の増加に伴い営業利益は1,303百万円と前期比9.0％増を達成し、市場金利上昇の影響で受取利息が増加したことで経常利益は1,311百万円と前期比14.8％増となりました。特に注目すべきは親会社株主に帰属する当期純利益が1,039百万円と前期比43.2％の大幅増益を実現したことで、これは2024年12月の株式会社Dolphin株式譲渡に伴う税務上の損金算入効果が寄与しています。

2026年3月期の業績予想では、売上高9,500百万円と引き続き二桁成長を見込む一方、当期純利益は900百万円と前期比13.4％減の予想となっており、これは前期の特殊要因による税効果の反動が主因です。同社では2025年4月に大阪を拠点とするクリエイター専門の人材サービス会社である株式会社レッツアイを連結子会社化し、関西圏における事業基盤の拡大と職種の多様化を進めており、中長期的な成長戦略の着実な実行が期待されます。

※5月12日発表「2025年３月期 決算短信〔日本基準〕（連結）」より