ヒューマンクリエイションホールディングス(7361・東証グロース):2025年9月期通期業績予想を上方修正
- funbunm
- 6月9日
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【業績修正の要点(2025年9月期)】
- 売上高:8,606百万円→8,906百万円(前期比24.4%増)
- 営業利益:635百万円→635百万円(同0.6%増)
- 経常利益:635百万円→635百万円(同1.0%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:404百万円→327百万円(同19.1%減)
- 1株当たり連結当期純利益:124.35円→103.48円
【アナリストコメント】
同社は2025年5月12日の取締役会において、2025年9月期通期連結業績予想の修正を決議いたしました。売上高は前回予想から300百万円増加の8,906百万円に上方修正され、前期比24.4%増の成長を見込んでいます。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は77百万円減少の327百万円に下方修正されました。売上高の上方修正は、2025年4月1日付でM&A仲介業を手掛けるHCフィナンシャル・アドバイザーを完全子会社化したことによる連結効果が主要因となっています。同社はITを基軸としたソリューション・インテグレーターとして、エンジニア派遣を基盤にコンサルティング、受託開発・保守運用、M&Aの3領域を戦略領域と位置づけており、今回の子会社化はM&A領域の強化につながる戦略的な取り組みです。一方、純利益の減少は、2023年4月に資本業務提携したアドバンスト・メディア株式の株価下落に伴う投資有価証券評価損77百万円を計上することが要因となっています。同社が掲げる中長期経営方針の2ndステージにおいて、業容拡大にこだわる戦略を継続しており、HCフィナンシャル・アドバイザーの子会社化による事業領域の拡張と収益基盤の強化が期待されます。IT人材不足が深刻化する市場環境において、同社の総合的なソリューション提供力の向上と成長戦略の着実な推進により、中長期的な企業価値向上が見込まれます。
※5月12日発表「通期業績予想の修正及び投資有価証券評価損の計上に関するお知らせ」より