kubell(4448・東証グロース):売上高15.5%増、営業利益転換でEBITDA129.2%増を達成
- funbunm
- 6月4日
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【2025年12月期第1四半期 経営成績】
- 売上高:2,234百万円(前年同期比15.5%増)
- EBITDA:285百万円(同129.2%増)
- 営業利益:76百万円(前年同期は13百万円の損失)
- 経常利益:70百万円(前年同期は16百万円の損失)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:29百万円の損失(前年同期は43百万円の損失)
【2025年12月期 業績予想】
- 売上高:9,741百万円以上(前期比15.0%以上増)
- EBITDA:1,000百万円以上(同16.7%以上増)
※営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は非開示
【アナリストコメント】
同社は「働くをもっと楽しく、創造的に」というミッションのもと、ビジネスチャットツール「Chatwork」を中核とした中小企業向けDXソリューションを展開しています。2025年12月期第1四半期において、Chatworkは国内利用者数No.1のサービスとしての地位を維持しており、ARRは6,921百万円、課金ID数は80.7万件、ARPUは719.5円と堅調に推移しています。同社はビジネスチャットの圧倒的なシェアを背景に、BPaaS(Business Process as a Service)を通じてビジネス版スーパーアプリとしてのプラットフォーム化を推進しています。BPaaSは業務プロセスそのものをクラウドサービスとして提供し、Chatworkを顧客の業務プロセスに組み込むことで効率化を実現する強みを持っています。2025年12月期第1四半期では売上高が順調に成長し、EBITDA、営業利益、経常利益すべてで利益を達成したことは、同社の収益性改善戦略が着実に成果を上げていることを示しています。中期経営計画では2026年12月期までに中小企業No.1 BPaaSカンパニーのポジション確立を目指しており、2023年12月期から2026年12月期までの連結売上高CAGR30%以上、2026年12月期において売上高150億円、EBITDAマージン10-15%の目標を掲げています。また、BPaaS領域でのM&Aロールアップ戦略による成長も視野に入れており、今後の展開が注目されます。
※5月9日発表「2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」より