アンジェス(4563・東証グロース):早老症治療薬の売上寄与により事業収益49.0%増、営業損失は大幅改善
- funbunm
- 2025年6月3日
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【2025年12月期第1四半期 経営成績】
- 売上高:169百万円(前年同期比49.0%増)
- 営業利益:1,255百万円の損失(前年同期は2,476百万円の損失)
- 経常利益:1,237百万円の損失(前年同期は1,527百万円の損失)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,247百万円の損失(前年同期は1,824百万円の損失)
【2025年12月期 業績予想】
- 売上高:1,350百万円(前期比109.7%増)
- 営業利益:5,800百万円の損失(前期は9,109百万円の損失)
- 経常利益:5,820百万円の損失(前期は7,537百万円の損失)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:5,850百万円の損失(前期は28,128百万円の損失)
【アナリストコメント】
同社は遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指す創薬ベンチャー企業として、2025年12月期第1四半期において重要な進展を示しました。2024年5月より販売を開始した早老症治療薬「ゾキンヴィ」が55百万円の商品売上高を計上し、新たな収益基盤として寄与しています。
連結子会社のアンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(ACRL)では、拡大新生児スクリーニングの受託数が順調に増加し、手数料収入として113百万円を計上しました。これは前年同期の35百万円から大幅な増加となり、検査受託事業の成長を反映しています。
損失面では営業損失が12億55百万円となったものの、前年同期の24億76百万円から大幅に改善しました。これは主力の研究開発費が前年同期比1億81百万円減少し、連結子会社EmendoBio Inc.の事業再編成により人件費が削減されたことによるものです。また、前年同期に計上されたのれん償却額8億13百万円がなくなったことも大きく寄与しています。
2025年12月期においては、米国でのHGF遺伝子治療用製品の臨床試験で良好な結果を得て、2024年9月に米国FDAからブレイクスルー・セラピー(画期的新薬)に指定されたことが重要な進展です。今後はFDAとの協議を進め、米国での開発を優先する方針を示しています。
資金調達面では、2024年9月に発行したCantor Fitzgerald Europeを割当先とする第45回新株予約権について、2025年3月末までに23億13百万円を調達し、財務基盤の強化を図っています。同社は継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在することを認めつつも、開発パイプラインの推進と事業基盤の拡大により、将来の成長実現を目指しています。
※5月9日発表「2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」より



