シンバイオ製薬(4582・東証グロース):グローバル展開を見据えたBCV開発推進も売上高55.8%減
- funbunm
- 6月3日
- 読了時間: 2分

【2025年12月期第1四半期 経営成績】
- 売上高:264百万円(前年同期比55.8%減)
- 営業損失:1,169百万円の損失(前年同期は806百万円の損失)
- 経常損失:1,288百万円の損失(前年同期は727百万円の損失)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:1,321百万円の損失(前年同期は777百万円の損失)
【2025年12月期 業績予想】
- 売上高:1,858百万円(前期比24.3%減)
- 営業損失:4,263百万円の損失(前期は3,876百万円の損失)
- 経常損失:4,347百万円の損失(前期は3,689百万円の損失)
- 親会社株主に帰属する当期純損失:4,468百万円の損失(前期は3,833百万円の損失)
【アナリストコメント】
同社は抗ウイルス薬ブリンシドフォビル(BCV)のグローバル開発を推進するスペシャリティ・ファーマへの転換を目指す製薬ベンチャー企業です。2025年12月期第1四半期は、主力製品トレアキシンの後発品浸食により売上高が大幅減少し、特約店在庫の調整や薬価改定の影響も重なって264百万円となりました。一方、研究開発費は819百万円を計上し、BCVによる造血幹細胞移植後のアデノウイルス及びサイトメガロウイルス感染症の第2a相臨床試験や、悪性リンパ腫患者を対象とした国際共同第1b相臨床試験を実施しています。2025年4月には転換社債型新株予約権付社債により600百万円の資金調達を完了し、現金及び預金残高3,614百万円を確保しています。BCVは多くのウイルスに活性を示すとともに優れた抗腫瘍活性を持つことが判明しており、2030年に向けたBCV事業の牽引により、グローバル市場での事業展開が期待されます。
※5月8日発表「2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」より