アイリッジ(3917・東証グロース):大幅増収で利益転換を達成
- funbunm
- 6月3日
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【2025年3月期 経営成績】
- 売上高:6,708百万円(前期比17.4%増)
- 営業利益:219百万円(前期は91百万円の損失)
- 経常利益:208百万円(前期は87百万円の損失)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:10百万円の損失(前期は1,156百万円の損失)
- 1株当たり当期純利益:1.40円の損失(前期:161.90円の損失)
【2026年3月期 業績予想】
- 売上高:7,200百万円(前期比7.3%増)
- 営業利益:270百万円(同23.2%増)
- 経常利益:260百万円(同25.0%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:未定
- 1株当たり当期純利益:未定
【アナリストコメント】
同社が事業展開するDX・デジタルマーケティング領域では、企業のデジタル変革需要が継続的に拡大しており、特にスマートフォンアプリを活用したビジネス革新や地域経済のデジタル化が重要なテーマとなっています。2025年3月期における同社の業績は、こうした市場環境の追い風を的確に捉えた戦略的取り組みの成果が表れています。アプリビジネス事業では、ディップ株式会社や株式会社博報堂との戦略的資本業務提携を通じて新たなDXサービスの提供基盤を構築し、既存顧客を中心とした取引拡大を実現しました。ビジネスプロデュース事業では組織体制の強化により新規顧客獲得が進捗し、フィンテック事業では地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」の導入先拡大により安定的な収益基盤を確立しています。2027年3月期を最終年度とする中期経営計画では、売上高82億円・調整後営業利益5億円以上の目標を設定しており、「Tech & Innovation Partner」として顧客企業との戦略的パートナーシップの深化を通じた持続的成長を目指しています。TIS株式会社への連結子会社フィノバレーの株式譲渡により事業領域の選択と集中を進め、アプリビジネス事業とビジネスプロデュース事業への経営資源の集中投下が期待されます。
※5月9日発表「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」より



