アイビス(9343・東証グロース):モバイルペイントアプリ「ibisPaint」好調で増収、M&Aも実施
- funbunm
- 6月3日
- 読了時間: 2分

【2025年12月期第1四半期 経営成績】
- 売上高:1,161百万円
- 営業利益:306百万円
- 経常利益:304百万円
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:208百万円
※2025年12月期第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため前年同期比較はありません。
【2025年12月期 業績予想】
- 売上高:5,025百万円
- 営業利益:1,175百万円
- 経常利益:1,179百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益:818百万円
【アナリストコメント】
同社が主力事業とするモバイル事業では、デジタルイラストアプリ「ibisPaint」の世界展開が順調に進んでおり、2025年3月末時点でダウンロード数が4億6,848万件に達しています。2025年12月期第1四半期では、新機能「オリジナルブラシパターン機能」や「塗りつぶしツール:囲って塗る・囲って消す」など9つの新機能をリリースし、ユーザーコミュニティの活性化とプレミアム会員の獲得を推進しました。
事業セグメント別では、モバイル事業が売上高670百万円、セグメント利益356百万円となり、アプリ課金売上は314百万円で順調に成長しています。特にサブスクリプション会員数は274,083人まで増加し、継続的な収益基盤を構築しています。一方、ソリューション事業は売上高490百万円、セグメント利益71百万円となり、IT人材不足を背景とした受託開発需要の拡大により安定成長を続けています。
注目すべきは、2025年1月末にAI歌声合成技術のテクノスピーチを完全子会社化したことです。同社の「VoiSona」は「ibisPaint」と同様にクリエイティブ分野での親和性が高く、日本の創作文化における相乗効果が期待されます。2025年12月期通期では、この新規事業を含む連結業績予想として売上高5,025百万円、営業利益1,175百万円を計画しており、同社の成長戦略が順調に進展していることが確認できます。
※5月9日発表「2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」より