ビジネスコーチ（9562・東証グロース）：通期業績予想を大幅上方修正、1対1型サービスが好調

ビジネスコーチ（9562・東証グロース）：通期業績予想を大幅上方修正、1対1型サービスが好調

【業績修正の要点（2025年9月期通期）】

- 売上高：1,800百万円→1,900百万円（前期比18.7％増）

- 営業利益：85百万円→120百万円（同51.9％増）

- 経常利益：85百万円→130百万円（同64.6％増）

- 親会社株主に帰属する当期純利益：25百万円→70百万円（同29.6%増）

- EPS：22.63円→63.66円（同29.9%増）

【アナリストコメント】

同社が展開する人材開発・組織開発領域において、企業の人的資本経営への関心の高まりを背景に、プライム上場企業を中心とした大型契約の獲得が順調に進んでいます。特に従来の集合型研修から1対1型研修へのシフトが加速しており、同社が強みとするコーチングとマネジメント研修ノウハウを組み合わせた時代適応型サービスが市場ニーズを的確に捉えています。今期を「投資フェーズ」と位置づけ、組織再編による子会社3社の新設により意思決定の迅速化と自立性向上を実現し、事業基盤の強化が収益性向上に直結しています。中間期の実績が想定を大幅に上回ったことで通期予想の上方修正に至っており、人的資本経営のプロデューサーとしての同社の戦略的ポジションが確立されつつあります。下期においても成長投資を継続する方針であり、さらなる業績向上の可能性も期待されます。

※5月9日発表「上期連結業績予想と実績との差異、通期連結業績予想の上方修正に関するお知らせ」より