JIG-SAW(3914・東証グロース):先行投資により減益も売上高は堅調に推移
- funbunm
- 6月3日
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【2025年12月期第1四半期 経営成績】
- 売上高:885百万円(前年同期比1.6%増)
- 営業利益:146百万円(同33.8%減)
- 経常利益:150百万円(同32.6%減)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:101百万円(同43.6%減)
【アナリストコメント】
同社が展開するデータコントロール事業は、Beyond 5Gの実現やAIを活用したデジタルサービスの社会浸透を背景として、IoTやIIoT分野に加えあらゆる物質や細胞にまでリーチするIoE(Everything)分野などで着実に成長を続けています。2025年12月期第1四半期において、世界的なインフレや為替変動の影響を受けることなく、システムマネジメント分野では月額課金案件の受注獲得を推し進め、上場以来過去最高の月額課金売上を達成しました。同社のクラウドサービス「JIG-SAW PRIME」では取引総額が209百万円(前年同期比22.3%増)に拡大し、Google Cloud Partner Advantageスペシャライゼーション認定の取得など事業基盤を強化しています。グローバル展開においても、合弁会社SBI JIG-SAWモダナイゼーションズを通じた金融業界へのサービス展開や、ユーザの運用・サポート部門切り出しモデルへの進出など事業領域を拡大しています。2025年12月期は中長期的な企業価値向上と持続的成長を実現するため、人的資本経営の強化に注力し、先行投資額は過去最高の前年同期比約44百万円増となりましたが、将来の高い事業成長に向けた戦略的な投資と位置づけられます。
※5月7日発表「2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」より