Smile Holdings（7084・東証グロース）：2025年3月期通期業績予想を上方修正

Smile Holdings（7084・東証グロース）：2025年3月期通期業績予想を上方修正

【業績修正の要点（2025年3月期通期）】

- 売上高：13,100百万円→13,600百万円（前期比5.7％増）

- 営業利益：240百万円→400百万円（同72.4％増）

- 経常利益：250百万円→400百万円（同28.6％増）

- 親会社株主に帰属する純利益：135百万円→150百万円（同13.6％増）

- EPS：41.86円→46.51円（同14.0％増）

【アナリストコメント】

同社が展開する保育事業において、収益が大幅に改善しています。認可保育園では補助金対象となる保育内容の充実や職員定着率の向上への継続的な取り組みが奏功し、売上高は前回予想比3.8％増となりました。特に認可外保育施設での3月入会者数が当初予想を上回り、業績を押し上げています。

利益面では、既存事業の好調により営業利益は前回予想比66.7％増、経常利益は同60.0％増と大幅な改善が見られます。一方で、将来的に収益性が厳しくなると予想される施設への減損計上や、税制改正に伴う税効果会計の影響により法人税等が一時的に増加し、当期純利益の伸びは同11.1％増に留まっています。この一時的な税負担増は2026年3月期以降に解消される見込みであり、中長期的な収益基盤は強化されています。保育需要の高まりと同社の事業改善施策の継続により、今後も安定的な成長が期待できるでしょう。

※5月8日発表「通期業績予想の上方修正に関するお知らせ」より