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株式会社QPS研究所(5595・東証グロース):SAR衛星事業で大幅増収も特別損失により大幅純損失

  • funbunm
  • 5月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


株式会社QPS研究所(5595・東証グロース):SAR衛星事業で大幅増収も特別損失により大幅純損失
株式会社QPS研究所(5595・東証グロース):SAR衛星事業で大幅増収も特別損失により大幅純損失

【2025年5月期第3四半期 経営成績】

- 売上高:1,837百万円(前年同期比79.8%増)

- 営業損失:22百万円(前年同期は営業利益111百万円)

- 経常損失:195百万円(前年同期は経常損失5百万円)

- 四半期純損失:1,833百万円(前年同期は四半期純損失8百万円)



【2025年5月期通期 業績予想】

- 売上高:2,850百万円(前期比72.3%増)

- 営業利益:20百万円(同94.1%減)

- 経常損失:320百万円(前期は経常利益207百万円)

- 当期純損失:1,960百万円(前期は純損失427百万円)

- 配当予定:無配


【アナリスト所見】

QPS研究所は、小型SAR衛星コンステレーションによるリアルタイム地球観測データ事業を展開する宇宙ベンチャー企業として、着実に事業拡大を進めています。当第3四半期には、小型SAR衛星QPS-SAR8号機「アマテル-Ⅳ」及び9号機「スサノオ-Ⅰ」の打上げに成功し、初画像の公開から定常運用開始まで順調に進捗しており、売上高は前年同期比79.8%増の大幅増収を実現しました。一方で、SAR5号機の通信系不具合により1,636百万円の減損損失を計上したため、四半期純損失は1,833百万円となりました。財務面では、三井住友銀行をアレンジャーとするシンジケートローン契約により5,000百万円のコミット型融資枠を確保し、資金調達体制を強固にしています。また、2025年3月に第8回新株予約権の行使により約2,199百万円22億円の資金調達を実施し、さらに宇宙戦略基金事業に採択され8,465百万円84億円の交付決定を受けるなど、将来の事業展開に向けた資金基盤は着実に整っています。衛星製造及び打上げには大規模な先行投資が必要ですが、同社の技術力と資金力により、衛星コンステレーション構築による宇宙データビジネスの本格展開が期待されます。

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