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Chordia Therapeutics株式会社(190A・東証グロース):抗がん薬パイプラインの研究開発が順調に進捗

  • funbunm
  • 5月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


Chordia Therapeutics株式会社(190A・東証グロース):抗がん薬パイプラインの研究開発が順調に進捗
Chordia Therapeutics株式会社(190A・東証グロース):抗がん薬パイプラインの研究開発が順調に進捗

【2025年8月期第2四半期(中間期) 経営成績】

・事業収益:該当なし

・営業損失:996百万円(前年同期は809百万円の損失)

・経常損失:975百万円(前年同期は801百万円の損失)

・中間純損失:976百万円(前年同期は802百万円の損失)


【2025年8月期 業績予想】

・事業収益:該当なし

・営業損失:2,434百万円

・経常損失:2,378百万円

・当期純損失:2,380百万円


【アナリスト所見】

Chordia Therapeuticsは「Tomorrow is Another day~明日に希望を感じる社会~」の実現を目指し、アンメットメディカルニーズの高いがん領域に特化したファーストインクラス医薬品の研究開発を行うバイオベンチャー企業です。


同社の中核パイプラインであるCLK阻害薬CTX-712、国際一般名称rogocekibは、米国での血液がん第1/2相臨床試験の第1相パートが順調に進捗しており、2025年2月末時点で29症例が登録されています。特筆すべきは、2025年1月に米国食品医薬品局(FDA)からオーファンドラッグ指定を取得したことで、承認時申請手数料の免除や承認後最長7年間のデータ保護等の支援を受けられ、商用化に向けて重要な前進を遂げました。


MALT1阻害薬CTX-177は小野薬品工業とのライセンス契約に基づき臨床試験が着実に進捗し、CDK12阻害薬CTX-439は臨床試験開始に向けた準備段階にあります。特許面では、rogocekibが51カ国、CTX-177が15カ国、CTX-439が49カ国、GCN2が25カ国で登録済みと、グローバルな知的財産基盤を構築済みです。


財務面では自己資本比率94.0%と極めて健全で、現金及び預金3,276百万円を保有し研究開発活動を継続できる十分な資金を確保しています。研究開発費は799百万円(前年同期比19.2%増)と積極的な投資を継続しており、販売費及び一般管理費も196百万円(同41.9%増)と組織体制の強化を図っています。


バイオベンチャー企業として収益化前の段階にありますが、複数のパイプラインを並行して進める戦略により、リスク分散を図りながら将来の成長機会を最大化しています。特にオーファン疾患領域での取り組みは、承認取得時の市場独占性と高い収益性が期待できる分野です。FDAからのオーファンドラッグ指定取得により、rogocekibの商業的価値が大幅に向上したと評価されます。


※2025年4月11日発表 決算短信より

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