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株式会社FIXER(5129・東証グロース):AI関連の投資先行で一時的な減益、通期は増益予想

  • funbunm
  • 5月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


株式会社FIXER(5129・東証グロース):AI関連の投資先行で一時的な減益、通期は増益予想
株式会社FIXER(5129・東証グロース):AI関連の投資先行で一時的な減益、通期は増益予想

【2025年8月期第2四半期(中間期) 経営成績】

- 売上高:2,219百万円(前年同期比43.7%減)

- 営業損失:527百万円(前年同期は498百万円の営業利益)

- 経常損失:519百万円(前年同期は498百万円の経常利益)

- 中間純損失:366百万円(前年同期は314百万円の中間純利益)

- 配当実績:無配


【2025年8月期 業績予想】

- 売上高:6,611百万円(前期比2.2%増)

- 営業利益:393百万円(同50.7%増)

- 経常利益:393百万円(同47.6%増)

- 当期純利益:251百万円(同60.9%増)

- 配当予定:無配


【アナリスト所見】

FIXERは生成AI「GaiXer」の本格展開に向けた事業変革の過渡期にあり、一時的な業績低迷を経験していますが、構造改革の成果が着実に現れ始めています。第2四半期の減益は主に前期まで売上を牽引した「HER-SYS」事業の一巡による一過性要因であり、同事業を除いた売上は大きく伸長しており、回復基調が鮮明になっています。


注目すべきは「GaiXer」の急速な普及です。導入実績は100社を超え、ISMAP-LIU特別措置サービスリストへの登録やLGWAN対応など、セキュリティ面での信頼性も確立されました。観音寺市でのLINE ChatBOT機能活用や医療システムとの連携による医療DXの実現など、具体的な成果事例も着実に積み上がっています。


財務面では自己資本比率90.1%と極めて健全で、現金・預金も3,246百万円を保持しており、成長投資を継続できる盤石な基盤を有しています。藤田学園との合弁会社設立により医療DX市場への本格参入も決定し、新たな成長領域の開拓も進んでいます。


通期予想では売上高6,611百万円、営業利益393百万円と利益転換を予定。プロジェクト型サービスの堅調推移とSaaS事業の173.1%増(中間期実績の前年同期比)という急成長により、下半期の大幅な業績改善が見込まれます。生成AIという成長市場において先行投資を続けてきた同社の取り組みが実を結び、持続的な成長軌道への回帰が期待されます。

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