株式会社アイキューブドシステムズ(4495・東証グロース):ワンビ株式会社の子会社化により通期業績予想を上方修正
- funbunm
- 5月15日
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更新日:5月30日

【2025年6月期 業績予想(修正)】
・売上高:3,700百万円(前期比25.5%増)
・営業利益:853百万円(同23.3%増)
・経常利益:834百万円(同24.9%増)
・親会社株主に帰属する当期純利益:567百万円(同22.5%増)
【修正前予想比】
・売上高:197百万円の増額(前回発表比+5.6%)
・営業利益:44百万円の増額(同+5.4%)
・経常利益:48百万円の増額(同+6.1%)
・親会社株主に帰属する当期純利益:28百万円の増額(同+5.2%)
【アナリスト所見】
アイキューブドシステムズは、企業や教育機関、医療機関、行政機関向けに、モバイルデバイス管理(MDM)やセキュリティソリューションの提供を主軸に強い成長軌道を維持している企業です。今回の上方修正は、2025年1月9日付でワンビ株式会社(証券コード:5622)を連結子会社化したことによる影響が主因となっています。
業績修正の内容は極めて好調で、売上高で約197百万円(前回発表予想比5.6%増)、営業利益で44百万円(同5.4%増)の上方修正となりました。ワンビの2025年1月〜6月期(6ヶ月間)の業績を織り込んだ結果、全ての利益項目で当初予想を上回る見通しとなっています。特に注目すべきは、前期比較での高い成長率で、売上高25.5%増、営業利益23.3%増と二桁成長の達成見込みである点です。
アイキューブドシステムズが持つ基盤技術・ソリューションと、ワンビ社の持つ専門サービスの組み合わせにより、顧客基盤の拡大と提供価値の向上が実現されています。DX推進支援市場は政府のデジタル戦略推進や企業のデジタル変革需要により中長期的な成長が見込まれる分野であり、同社の成長戦略は市場のトレンドに合致しています。
同社のこれまでの着実な成長実績と、今回の上方修正の内容を勘案すると、統合効果の最大化による更なる業績向上の可能性が高いと評価できます。今後は両社のシナジー効果の深化と、統合による顧客価値提供の拡大が成長の鍵となるでしょう。
※2025年4月9日発表 業績予想修正より