top of page
IRS.png

株式会社エヌ・ピー・シー(6255・東証グロース):売上減収も利益安定、米国太陽電池・ペロブスカイト市場で存在感拡大

  • funbunm
  • 5月21日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


株式会社エヌ・ピー・シー(6255・東証グロース):売上減収も利益安定、米国太陽電池・ペロブスカイト市場で存在感拡大
株式会社エヌ・ピー・シー(6255・東証グロース):売上減収も利益安定、米国太陽電池・ペロブスカイト市場で存在感拡大

2025年8月期第2四半期(中間期)経営成績

・売上高:3,121百万円(前年同期比11.0%減)

・営業利益:656百万円(同0.0%増減なし)

・親会社株主に帰属する中間純利益:479百万円(同1.0%減)


2025年8月期業績予想

・売上高:9,294百万円(前年比13.9%減)

・営業利益:1,904百万円(同21.8%減)

・親会社株主に帰属する当期純利益:1,195百万円(同28.7%減)

・年間配当予定:1株当たり10円(前年実績10円)


アナリスト所見

エヌ・ピー・シーは太陽電池製造装置を主力とするメーカーとして、特に米国市場での地位を確立しています。中間期は売上高が前年同期比で減収となったものの、営業利益は前年同期と同水準を維持し、高い利益率体質を示しました。主力の米国太陽電池メーカー向けでは、R&Dセンター向けペロブスカイト開発装置や追加装置、改造案件が好調で、部品販売も工場稼働率上昇により堅調に推移しました。

注目すべきは次世代太陽電池であるペロブスカイト技術への対応力の高さです。同社は国内外の太陽電池メーカー向けにペロブスカイト用開発装置を供給し、この分野での技術的優位性を構築しています。また、太陽光パネル解体装置という新たな環境関連事業でも実績を積み重ねており、国内外でリサイクル需要が高まる中、将来的な成長機会として期待されます。

第4四半期には米国主要顧客の新工場向け大型案件の売上計上が予定されており、通期業績の下支えとなる見込みです。同社の技術力と顧客基盤を踏まえれば、太陽電池市場の拡大とともに中長期的な成長が期待できる企業といえます。


2025年4月10日発表 決算短信より

bottom of page