エルテス(3967・東証グロース):売上高は堅調も減損損失により大幅減益
- funbunm
- 5月21日
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更新日:5月30日

【2025年2月期 経営成績】
- 売上高:7,317百万円(前期比12.0%増)
- EBITDA:608百万円(前期比9.3%増)
- 営業利益:93百万円(前期比48.7%減)
- 経常利益:68百万円(前期比52.0%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:860百万円の損失(前期は257百万円の利益)
【2026年2月期 業績予想】
- 売上高:8,200百万円(前期比12.1%増)
- EBITDA:750百万円(前期比23.2%増)
- 営業利益:380百万円(前期比307.2%増)
- 経常利益:340百万円(前期比393.8%増)
【アナリストコメント】
エルテスの2025年2月期決算は、売上高7,317百万円(前期比12.0%増)と堅調な成長を継続しました。EBITDAも608百万円(前期比9.3%増)と前年を上回っており、基盤となる収益力は維持されています。セグメント別では、主力のデジタルリスク事業が売上高2,514百万円(前期比9.7%増)、セグメント利益1,150百万円(前期比7.3%増)と安定した業績を支えています。
一方で、AIセキュリティ事業とスマートシティ事業で計画比の遅れが生じ、特にスマートシティ事業において一部減損損失649百万円を計上したことが大きく影響しました。しかし、同社は2024年11月にJDXソリューションズ株式会社を新たに子会社化し、放送局向けサービスの拡充を図るなど成長投資も積極的に進めています。2026年2月期の業績予想では、売上高8,200百万円、営業利益380百万円と大幅な業績回復を見込んでおり、同社の事業の多様化と各セグメントの相乗効果による成長戦略に期待が持てます。中期経営計画「Build Up Eltes 2027」の下、収益基盤の強化と企業価値向上への取り組みが注目されます。