株式会社オンデック(7360・グロース):第1四半期は小規模案件増で収益性に影響も新規受託は大幅増
- funbunm
- 5月21日
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更新日:5月30日

【2025年11月期第1四半期 経営成績】
- 売上高:241百万円(前年同期比16.2%減)
- 営業損失:11百万円(前年同期は35百万円の営業利益)
- 経常損失:11百万円(前年同期は35百万円の経常利益)
- 四半期純損失:7百万円(前年同期は24百万円の四半期純利益)
【2025年11月期 業績予想】
- 売上高:1,527百万円(前期比8.3%減)
- 営業利益:220百万円(同40.0%減)
- 経常利益:221百万円(同39.8%減)
- 当期純利益:150百万円(同37.1%減)
【アナリストコメント】
オンデックの第1四半期業績は売上高が前年同期比16.2%減と厳しい結果となりました。成約件数は前年と同じ7件を維持したものの、小規模案件の構成比が高まったことで平均報酬単価が下落し、収益性に影響を与えました。
一方で注目すべきは新規受託件数が22件と前年同期の14件から大幅に増加したことです。これは同社のネットワーク拡大や積極的な営業活動の成果が現れており、今後の成約機会の拡大につながることが期待されます。
損益面では売上減少により営業損失11百万円、経常損失11百万円、四半期純損失7百万円となりましたが、これは一時的な案件構成の変化によるものと考えられます。M&A市場は中小企業の後継者問題の深刻化を背景に中長期的な拡大が見込まれる成長市場です。
同社は事業投資部を設立し、2024年8月に第一号案件の投資を実行するなど、成長性のある企業への出資とハンズオンによる支援を通じて新たな収益源の確立を図っています。また、官民連携による市場の健全な発展を背景に、品質向上への取り組みが評価される環境が整っており、同社の専門性と信頼性がさらに際立つものと期待されます。