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ククレブ・アドバイザーズ(276A・東証グロース):上場後初の中間決算、CREソリューション事業で高収益体質を実証

  • funbunm
  • 5月21日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


ククレブ・アドバイザーズ(276A・東証グロース):上場後初の中間決算、CREソリューション事業で高収益体質を実証
ククレブ・アドバイザーズ(276A・東証グロース):上場後初の中間決算、CREソリューション事業で高収益体質を実証

【2025年8月期第2四半期(中間期) 経営成績】

- 売上高:1,654百万円

- 営業利益:527百万円

- 経常利益:511百万円

- 親会社株主に帰属する四半期純利益:350百万円

※2024年8月期中間期において中間連結財務諸表を作成していないため前年同期比はありません。


【2025年8月期 業績予想】

- 売上高:2,200百万円(前期比73.3%増)

- 営業利益:650百万円(同54.5%増)

- 経常利益:630百万円(同51.5%増)

- 親会社株主に帰属する当期純利益:428百万円(同48.5%増)

- 配当予定:20円


【アナリストコメント】

ククレブ・アドバイザーズの2025年8月期第2四半期決算は、2024年11月の東証グロース市場上場後初となる中間決算として、堅調な業績を達成しました。売上高1,654百万円、営業利益527百万円、営業利益率31.9%と、高い収益性を維持する優秀な財務体質を示しています。


主力のCREソリューション事業において、販売用不動産の売却やCREファンドの取引受注、不動産テックシステムのサブスクリプション新規受注などが寄与し、着実な成長を遂げています。特に、マッチングシステムのユーザー数416件(前期比28.0%増)、情報登録数6,360件(前期比16.2%増)と重要KPIの順調な拡大は、同社の事業基盤の拡大を裏付けています。


財務面では、上場に伴う資金調達により現金及び預金が1,757百万円と潤沢な手元資金を確保し、自己資本比率85.5%の極めて健全な財務体質を実現しています。短期借入金を170百万円削減するなど、財務体質の一層の改善も進めており、成長投資に向けた強固な財政基盤を構築しています。


事業環境としては、CRE市場の重要性が年々高まっており、CRE戦略の必要性を感じる企業は2010年の約52%から2023年には約88%まで急増しています。同社は20億円以下のコンパクト産業用不動産に特化することで差別化を図り、不動産テックシステムを活用した効率的なビジネスモデルを確立しています。


2025年8月期通期は売上高2,200百万円(前期比73.3%増)と大幅な増収を見込み、営業利益も650百万円(同54.5%増)、経常利益630百万円(同51.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益428百万円(同48.5%増)の力強い成長を計画しています。配当も20円を予定し、株主還元にも積極的な姿勢を示しています。上場による認知度向上と全国の産業集積地での案件パイプラインの継続的積み上げにより、中長期的な成長軌道が期待できる企業として注目されます。

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