ELEMENTS(5246・東証グロース):売上高堅調な伸びを示すも、一時的な損失計上
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年11月期第1四半期 経営成績】
- 売上高:715百万円(前年同期比65.5%増)
- EBITDA:91百万円(同233.5%増)
- 営業損失:13百万円(前年同期は16百万円の営業利益)
- 経常損失:24百万円(前年同期は15百万円の経常損失)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:51百万円(前年同期は16百万円の四半期純損失)
【2025年11月期 業績予想】
- 売上高:3,730百万円~3,900百万円(前期比46.5%~53.2%増)
- EBITDA:利益計上予想
- 営業利益:損失予想
- 経常利益:損失予想
- 親会社株主に帰属する当期純利益:損失予想
【アナリストコメント】
ELEMENTSの第1四半期決算は、売上高が前年同期比65.5%増の715百万円と着実な成長を示しました。主力事業であるAIクラウド基盤(IoP Cloud)における「個人認証ソリューション」と「個人最適化ソリューション」の需要拡大が売上高増加に寄与しています。特に、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を中心とした事業展開が堅調で、犯罪収益移転防止法の改正やデジタル化の進展を背景とした市場拡大の恩恵を受けています。
一方で、営業面では前年同期の16百万円の利益から13百万円の損失に転じました。これは積極的な事業拡大投資や新たなソリューション開発への投資が影響していると考えられます。EBITDAは91百万円となっており、キャッシュ創出力は維持されていることから、現在の損失は成長投資による一過性のものと評価できます。通期業績では売上高3,730~3,900百万円の達成が見込まれており、前期比で約5割の大幅な増収が期待されます。中長期的には、各業界におけるDX加速により更なる成長機会が見込まれ、同社の技術力とマーケットポジションから将来性は十分に評価できます。