TMH(280A・東証グロース・福岡Q-Board):半導体市場での順調な成長と高収益体質を実現
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年11月期第1四半期 経営成績】
- 売上高:2,305百万円(初回開示)
- 営業利益:65百万円(同)
- 経常利益:57百万円(同)
- 四半期純利益:39百万円(同)
【2025年11月期通期 業績予想】
- 売上高:7,871~8,366百万円(前期比30.8~39.0%増)
- 営業利益:296~366百万円(同8.4%減~13.2%増)
- 経常利益:286~356百万円(同6.4%減~16.5%増)
- 当期純利益:192~240百万円(同29.4%減~11.6%減)
【アナリストコメント】
TMHは2024年12月の株式上場以降、半導体製造フィールドソリューション事業において着実な成長軌道を描いています。第1四半期の売上高は2,305百万円、営業利益は65百万円を実現しました。これは同社の技術力とエンジニアリング能力の高さを示すものと評価できます。
事業環境では、TSMC熊本工場の量産開始や第2工場着工、Rapidusの装置導入本格化など、国内半導体産業の急速な成長が追い風となっています。特に装置の解体・搬出を伴う案件の増加により、同社のエンジニアリング能力への需要が高まっており、これが売上高の成長を牽引しました。
財務面では、資本金296百万円、資本剰余金290百万円と上場による資金調達により強固な財務基盤を確立しています。また、3月は大型装置販売が大きく伸び、第2四半期に向けて順調な推移を見せています。
同社は半導体業界の深刻な人材不足に対応するため、新たなプラットフォーム事業(オウンドメディア・人材マッチングサイト)を立ち上げており、従来のエンジニアリング事業と合わせた複数の成長ドライバーを確立しました。通期業績では売上高7,871~8,366百万円と前期比30.8~39.0%の大幅増収を見込んでおり、半導体業界の成長を着実に捉える企業として今後の更なる飛躍が期待されます。



