株式会社アクアライン(6173・東証グロース):構造改革進むも厳しい財務状況が継続
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年2月期 経営成績】
- 売上高:3,461百万円(前期比28.5%減)
- 営業損失:383百万円(前期は営業損失347百万円)
- 経常損失:375百万円(前期は経常損失328百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純損失:324百万円(前期は当期純損失371百万円)
【2026年2月期 業績予想】
- 売上高:3,000百万円(前期比13.3%減)
- 営業利益:50百万円(前期は営業損失383百万円)
- 経常利益:50百万円(前期は経常損失375百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:50百万円(前期は当期純損失324百万円)
【アナリストコメント】
アクアラインは、事業構造の改革期にあり厳しい財務状況が継続していますが、損失から利益への転換を目指した取り組みが進展しています。ミネラルウォーター事業を2024年6月に河上薬品商事へ譲渡し、経営資源を主力の水まわりサービス支援事業に集中する戦略を実行しました。また、2024年7月に発覚した会計処理問題への対処により、特別調査費用等が約240百万円発生したものの、事業譲渡益約432百万円を計上し、財務基盤の安定化に寄与しました。2025年3月には第三者割当増資により約652百万円を調達し、債務超過の解消に向けた体制を整備。2026年2月期は入電効率と成約率の改善、固定費見直しにより収益構造の抜本的改善を図り、6年ぶりの営業利益計上を見込んでいます。継続企業の前提に関する重要な疑義は残るものの、構造改革による収益性向上への道筋が見え始めており、経営の立て直しが着実に進展していることが評価できます。