クックビズ株式会社(6558・東証グロース):第1四半期は季節要因と生産性回復課題により減収減益
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年11月期第1四半期 経営成績】
- 売上高:772百万円(前年同期比14.0%減)
- 営業損失:84百万円(前年同期は96百万円の営業利益)
- 経常損失:87百万円(前年同期は93百万円の経常利益)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:107百万円(前年同期は65百万円の四半期純利益)
【2025年11月期 業績予想】
- 売上高:3,500百万円(前期比6.8%増)
- 営業利益:175百万円(同87.3%増)
- 経常利益:130百万円(同56.3%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:112百万円(同3,931.7%増)
【アナリストコメント】
クックビズの2025年11月期第1四半期業績は、季節的な要因と構造的な課題が重なり減収減益となりましたが、中長期的な成長戦略は着実に進展しています。売上高は前年同期比14.0%減の772百万円となりましたが、これは例年第1四半期の季節的な閑散期の影響に加え、HR事業における営業人員の生産性回復が想定通りに進まなかったことが主因です。
HR事業においては、前年同期比22.1%減収となったものの、同社は「採用総合パッケージLite」を新たに導入し、より柔軟な価格設定により幅広い顧客層への対応を強化しています。投資事業では、きゅういち株式会社において楽天市場への出店を開始し、ECサイトを通じた一般消費者への直接販売促進に取り組むなど、販路拡大戦略が着実に実行されています。
財務面では、総資産が前期末比6.1%減の3,529百万円、純資産が同6.9%減の1,390百万円となりましたが、自己資本比率は38.0%と健全な水準を維持しています。通期業績予想については、売上高が前期比6.8%増の3,500百万円、営業利益が同87.3%増の175百万円を見込んでおり、第2四半期以降の回復への期待が高まっています。