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グロービング株式会社(277A・東証グロース):コンサルティング事業が順調に拡大し、高い利益水準を維持

  • funbunm
  • 5月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


グロービング株式会社(277A・東証グロース):コンサルティング事業が順調に拡大し、高い利益水準を維持
グロービング株式会社(277A・東証グロース):コンサルティング事業が順調に拡大し、高い利益水準を維持

【2025年5月期第3四半期 経営成績】

- 売上高:5,953百万円(前年同期比較なし)

- 営業利益:2,118百万円(前年同期比較なし)

- 経常利益:2,105百万円(前年同期比較なし)

- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,226百万円(前年同期比較なし)

※2024年5月期第3四半期は四半期連結財務諸表を作成していないため前年同期比は記載なし


【2025年5月期 業績予想】

- 売上高:8,150百万円(前期比95.2%増)

- 営業利益:2,600百万円(同603.4%増)

- 経常利益:2,587百万円(同582.9%増)

- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,500百万円(同475.8%増)


【アナリストコメント】

グロービング株式会社は2025年5月期第3四半期において、売上高が5,953百万円、営業利益が2,118百万円と極めて堅調な業績を達成しました。同社の主力であるコンサルティング事業は、AI活用やデジタルトランスフォーメーションに対する企業ニーズの高まりを背景に、売上高5,949百万円、セグメント利益2,820百万円と順調に拡大を続けています。


特筆すべきは営業利益率が35.6%という高水準を維持していることで、コンサルティング業界における同社の競争優位性と価格決定力の強さを示しています。戦略アカウント拡大による長期的関係構築戦略が功を奏し、新規案件の獲得と既存案件の規模拡大を着実に推進している点も評価できます。


一方で、クラウドプロダクト事業では研究開発費69百万円を計上し、セールススイートおよびスペンドインテリジェンススイートの開発に積極投資を行っています。現時点では105百万円のセグメント損失となっていますが、将来の収益源として期待される成長投資と位置づけられます。


財政面では、2024年11月の東証グロース市場上場により強固な財務基盤を構築しており、総資産は7,520百万円、純資産は5,333百万円と大幅に拡充されました。自己資本比率69.3%という健全な財務体質により、成長投資と事業拡大を支える十分な資本基盤を確保しています。


通期業績予想では売上高8,150百万円(前期比95.2%増)、営業利益2,600百万円(同603.4%増)と大幅な成長を見込んでおり、コンサルティング需要の拡大と事業規模の拡大が継続する見通しです。株式分割により投資単位の引き下げを図り、投資家層の拡大と流動性向上を推進する姿勢も評価されます。

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