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株式会社ココナラ(4176・グロース):売上高大幅伸長と新事業の着実な成長

  • funbunm
  • 5月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


株式会社ココナラ(4176・グロース):売上高大幅伸長と新事業の着実な成長
株式会社ココナラ(4176・グロース):売上高大幅伸長と新事業の着実な成長

【2025年8月期第2四半期(中間期) 経営成績】

- 売上高:4,715百万円(前年同期比69.7%増)

- 営業利益:198百万円(同6.7%増)

- 経常利益:171百万円(同9.5%増)

- 親会社株主に帰属する中間純利益:160百万円(同14.8%増)


【2025年8月期 業績予想】

- 売上高:9,500百万円(前期比44.2%増)

- 営業利益:160百万円(同47.5%減)

- 経常利益:180百万円(同20.2%減)

- 親会社株主に帰属する当期純利益:130百万円(同46.7%減)


【アナリストコメント】

ココナラの第2四半期業績は、売上高が前年同期比69.7%増と大幅な成長を遂げました。これは、既存事業の順調な成長に加え、子会社化したココナラテックの統合効果や新規事業「ココナラAIスタジオ」の立ち上げなど、ココナラ経済圏の拡大戦略が奏功したことによるものです。


マーケットプレイス事業では、「ココナラスキルマーケット」に定期購入機能をリリースし、既に2万件のサービスが登録されるなど、プラットフォームの機能強化が進んでいます。また、生成AIを活用したマッチング精度の向上により、購入ユニークユーザー数・1人当たり購入額ともに順調に成長しています。


エージェント事業では、ココナラテックの子会社化による統合プロセスを推進し、組織構造の再編成や営業オペレーションの合理化を図っています。売上高は前年同期比449.4%増と大幅な拡大を見せており、今後の業績貢献が期待されます。


一方、営業利益率については、積極的な事業拡大に伴い販売費及び一般管理費が増加しておりの増加により改善余地があります。ただし、個人・起業間サービス市場の潜在規模37兆円に対してオンライン化率は1%程度と、成長余地は十分にあります。


通期業績予想については変更がなく、堅実な計画に基づいた着実な成長戦略を継続しています。新規事業の育成と既存事業の収益性向上のバランスを取りながら、中長期的な企業価値向上を目指す姿勢が評価できます。

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