ジグザグ(340A・東証グロース):越境ECプラットフォーム事業で大幅成長、自己資本比率も改善
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年5月期第3四半期 経営成績】
- 売上高:1,064百万円
- 営業利益:266百万円
- 経常利益:268百万円
- 四半期純利益:176百万円
※2024年5月期第3四半期は四半期財務諸表を作成していないため前年同期比は記載なし
【2025年5月期 業績予想】
- 売上高:1,427百万円(前期比29.0%増)
- 営業利益:285百万円(同29.1%増)
- 経常利益:284百万円(同60.1%増)
- 当期純利益:206百万円(同26.1%増)
【アナリストコメント】
ジグザグの2025年5月期第3四半期決算は、越境ECプラットフォーム事業において着実な成長を示しました。売上高1,064百万円、営業利益266百万円、営業利益率25.1%と高い収益性を維持しており、越境EC市場での同社の競争力を証明しています。前年同期が四半期財務諸表を作成していないため数値比較はできませんが、通期業績予想に対する進捗率は売上高74.6%、営業利益93.6%と順調な推移を見せています。
事業面では、海外カスタマー向け購入支援サービス「WorldShopping」の認知拡大に向けて、台湾を中心とする中華圏でのインフルエンサーマーケティングを積極展開しました。また、受注増加に対応するため千葉県白井市に新倉庫を開設し、購入オペレーションの自動化対応ショップも拡張するなど、事業基盤の強化を進めています。国内ECショップ向けには「越境EC・ウェブインバウンド白書2025」の公開やセミナー開催を通じて新規導入を促進し、既存ショップとのリアル交流イベントで関係性を深化させています。
財務面では、自己資本比率が前期末の20.3%から30.2%へと大幅に改善し、財務体質の健全化が進んでいます。現金及び預金が907百万円と潤沢な手元資金を確保し、成長投資に向けた資金基盤は十分です。四半期純利益176百万円の計上により利益剰余金が増加し、前期からの利益体質強化を明確に示しています。
2025年5月期通期は売上高1,427百万円(前期比29.0%増)、営業利益285百万円(同29.1%増)、経常利益284百万円(同60.1%増)、当期純利益206百万円(同26.1%増)と力強い成長を見込んでいます。越境EC市場の拡大と同社の差別化されたプラットフォームサービスが相乗効果を生み、持続的な成長軌道が期待できます。