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ジャパニアス株式会社(9558・東証)DX需要を背景に収益性が大幅改善

  • funbunm
  • 5月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


ジャパニアス株式会社(9558・東証)DX需要を背景に収益性が大幅改善
ジャパニアス株式会社(9558・東証)DX需要を背景に収益性が大幅改善

【2025年11月期 第1四半期 経営成績】

売上高:28億35百万円(前年同期比6.4%増)

営業利益:2億21百万円(前年同期比50.6%増)

経常利益:2億34百万円(前年同期比40.2%増)

四半期純利益:1億53百万円(前年同期比40.6%増)

1株当たり四半期純利益:38.68円(前年同期比41.5%増)


【2025年11月期 業績予想】

売上高:120億50百万円(前期比7.5%増)

営業利益:10億40百万円(前期比9.9%増)

経常利益:11億30百万円(前期比10.5%増)

当期純利益:8億円(前期比10.7%増)

年間配当:99円予定(前期95円から4円増配)


◆業績概要 ジャパニアスの2025年11月期第1四半期は増収増益を達成しました。特に営業利益が50.6%増と大きく伸長し、前年同期の減益(25.5%減)から完全に反転。DX需要の拡大を背景に売上成長と収益性改善の好循環が生まれています。


◆成長ドライバー 先端エンジニアリング事業の単一セグメントで、国内IT市場における慢性的な人材不足を背景としたDX推進需要が主な成長要因です。オンサイト型開発支援業務と受託開発業務の両方で売上を伸ばし、エンジニアの採用時期平準化により販管費も削減できています。


◆財務と成長投資余力 自己資本比率60.2%、現金及び預金29億円超と財務基盤は安定しています。3月には主要銀行3行から計3億円の無担保・固定金利での借入も実施。健全な財務状態と潤沢な手元資金は、今後の人材投資やM&Aなど多様な成長戦略の原資となります。


◆来期見通し 通期は引き続き増収増益、配当も増配を予定しています。DX需要の拡大を背景に事業強化を継続し、特にエンジニアの質・量の確保に注力。一方で、物価上昇や国際情勢の不安定化などの外部環境リスクへの対応も課題となっています。


アナリスト所見

ジャパニアスは、DX推進という追い風の中で、人材戦略の高度化により収益構造の改善に成功しています。営業利益50.6%増という数字が示すように、単なる売上増加だけでなく、エンジニアの採用時期平準化という効率化施策が奏功しており、収益性が大きく向上しています。高い自己資本比率と積極的な資金調達姿勢は、今後の成長投資の余力を示しており、中長期的には人材獲得競争における優位性確保が成長持続のカギとなるでしょう。今後も10%前後の利益成長率が維持できるか、そして競争激化するIT人材市場での採用戦略の進化に注目したいと思います。

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