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シリコンスタジオ株式会社(3907・東証グロース):非連結決算移行で四半期純損失、通期は増収増益予想

  • funbunm
  • 5月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日



シリコンスタジオ株式会社(3907・東証グロース):非連結決算移行で四半期純損失、通期は増収増益予想
シリコンスタジオ株式会社(3907・東証グロース):非連結決算移行で四半期純損失、通期は増収増益予想


【2025年11月期第1四半期 経営成績】

・売上高:988百万円(前年同期比較なし)

・営業利益:-21百万円(営業損失)

・四半期純利益:-0百万円(四半期純損失)

・配当実績:無配


【2025年11月期通期 業績予想】

・売上高:4,673百万円(前期比24.9%増)

・営業利益:144百万円(同8.4%増)

・当期純利益:118百万円(同64.4%増)

・配当予定:無配


【アナリスト所見】

2024年12月にイグニス・イメージワークスを吸収合併し、連結決算から非連結決算へ移行したため前年同期比較ができない状況ですが、第1四半期の業績は想定範囲内といえます。売上高988百万円のうち、開発推進・支援事業が611百万円(セグメント利益70百万円)、人材事業が377百万円(同38百万円)を計上しました。営業損失21百万円は、抱合せ株式消滅差益26百万円により最終的に軽微な損失にとどまりました。開発推進・支援事業では、o大型ゲーム環境開発のプロジェクトが減少した一方、自動車・建築業界向けのシミュレーション環境構築案件が堅調で、産業分野への事業拡大が進展しています。人材事業は、ゲーム企業の採用意欲減退により有料職業紹介が前年同期比25%減の51名と苦戦していますが、派遣事業は比較的安定しており、エンターテインメント業界特化の強みは維持しています。財務面では、仕掛品増加464百万円により総資産が21.2%増の2,881百万円となり、自己資本比率は57.2%と健全な水準を保っています。通期予想は不変で、売上高4,673百万円(前期比24.9%増)、営業利益144百万円(同8.4%増)を見込んでおり、非連結化による管理効率化とCG技術の産業分野への応用拡大により成長軌道への復帰が期待されます。2025年4月の旧子会社との訴訟和解も事業に影響なく、中長期的にはリアルタイムCG技術の競争優位性を活かした収益拡大が見込まれます。


※2025年4月10日発表 決算短信より

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