株式会社プログリット(9560・東証グロース):AI活用とコーチング技術で英語学習市場をリード
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

2025年8月期第2四半期(中間期)経営成績
・売上高:2,809百万円(前年同期比37.3%増)
・営業利益:800百万円(同48.2%増)
・中間純利益:587百万円(同48.5%増)
2025年8月期業績予想
・売上高:5,700百万円(前年比28.0%増)
・営業利益:1,070百万円(同29.8%増)
・当期純利益:784百万円(同28.5%増)
・年間配当予想:1株当たり18円(前年実績13円)
アナリスト所見
プログリットはAI技術の進化を追い風に、英語学習市場での存在感を高めています。既存の英語コーチングサービス「プログリット」、リスニング力向上に有効なシャードイングに特化した英語学習サービス「シャドテン」に加え、2023年12月にはスピーキングに特化したサービス「スピフル」、2024年7月にはAI英会話サービス「ディアトーク」を相次いでローンチし、サービスポートフォリオの拡充を図っています。同社は生成AIが英語学習市場に与える影響について、テクノロジーの変化に適応しつつもコンサルタントによる伴走型サポートの差別化要因は变わらないとの見方を示しており、UI/UXの磨き込みと個別カスタマイズによる競争優位性の維持に注力しています。
法人向けでは福利厚生としての英語学習導入ニーズが拡大、個人向けでもグローバル化の進展により英語学習意欲は高水準を維持しています。財務面では、中間期において無配を維持しながらも、通期では前年の13円から18円への大幅増配を予定しており、成長投資と株主還元のバランスを取った経営姿勢が評価されます。売上高・営業利益ともに二桁成長を続ける中、新サービスのプロダクト強化とマーケティング投資を通じて持続的成長への基盤固めを進めており、英語学習市場におけるテクノロジー活用とヒューマンタッチの最適な組み合わせを模索する同社の戦略に注目が集まります。
※2025年4月9日発表 決算短信より