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シンメンテホールディングス株式会社(6086・東証グロース):トータルメンテナンス事業が着実成長、全項目で増収増益を実現

  • funbunm
  • 5月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


シンメンテホールディングス株式会社(6086・東証グロース):トータルメンテナンス事業が着実成長、全項目で増収増益を実現
シンメンテホールディングス株式会社(6086・東証グロース):トータルメンテナンス事業が着実成長、全項目で増収増益を実現

【2025年2月期 経営成績】

・売上高:25,707百万円(前期比15.0%増)

・営業利益:1,534百万円(同22.2%増)

・経常利益:1,562百万円(同24.1%増)

・親会社株主に帰属する当期純利益:1,033百万円(同19.9%増)

・配当実績:期末配当32円


【2026年2月期 業績予想】

・売上高:28,913百万円(前期比12.5%増)

・営業利益:1,681百万円(同9.6%増)

・経常利益:1,706百万円(同9.3%増)

・親会社株主に帰属する当期純利益:1,117百万円(同8.2%増)

・配当予定:期末配当18円(株式分割考慮後)


【アナリスト所見】

シンメンテホールディングスの2025年2月期決算は、トータルメンテナンスサービス事業の着実な成長により、売上高から純利益まで全ての項目で2桁の増収増益を達成した。特に営業利益は前期比22.2%増の1,534百万円と高い伸びを示し、収益性の向上が鮮明に表れている。


同社の中核事業である緊急メンテナンスサービスは、コロナ禍後での社会経済活動正常化に伴う店舗・施設活動の回復に加え、異常気象による猛暑日の長期化で空調設備メンテナンス需要が大幅に増加したことが大きく寄与している。また、飲食業界に加えてドラッグストアや介護事業者、物販業など業界拡大戦略も奏功し、新規顧客獲得と既存顧客のサービス対象拡大が進んでいる。


財務面では、営業活動によるキャッシュ・フローCFが1,434百万円と堅調で、設備投資や自己株式取得(819 818百万円)を実施しながらも健全な財務基盤を維持している。また、2025年3月1日付で1:2の株式分割を実施し、投資家層の拡大と流動性向上を図っている。


来期(2026年2月期)についても、売上高28,913百万円(前期比12.5%増)と引き続き成長を見込んでいる。国内メンテナンス市場は5,000億円超の規模があり、同社のシェア拡大余地は十分と考えられる。24時間受付体制と顧客密着型サービスの競争優位性により、メンテナンス業界での存在感をさらに高めることが期待される。


懸念材料としては、人件費や材料費の上昇圧力があるが、サービス価格への転嫁や生産性向上により収益性を維持していく方針。また、事業拡大に伴う優秀な人材確保と地域展開の効率性が今後の成長持続性の鍵となろう。中長期的には、IoTやAIを活用した予防メンテナンス分野での新サービス開発により、さらなる競争優位の確立が期待される。


※2025年4月11日発表 決算短信より

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