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株式会社スタジオアタオ(3550・東証グロース):増収増益を達成し、EC事業とOMO戦略が奏功

  • funbunm
  • 5月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


株式会社スタジオアタオ(3550・東証グロース):増収増益を達成し、EC事業とOMO戦略が奏功
株式会社スタジオアタオ(3550・東証グロース):増収増益を達成し、EC事業とOMO戦略が奏功

【2025年2月期 経営成績】

- 売上高:3,696百万円(前期比14.0%増)

- 営業利益:182百万円(同47.6%増)

- 当期純利益:68百万円(同34.8%増)

- 配当実績:5円00銭


【2026年2月期 業績予想】

- 売上高:3,900百万円(前期比5.5%増)

- 営業利益:220百万円(同20.5%増)

- 当期純利益:120百万円(同75.3%増)

- 配当予定:5円00銭


【アナリスト所見】

スタジオアタオは2025年2月期において、「ファッションにエンタテイメントを」の理念のもと、オリジナルバッグ・財布ブランドの展開で堅調な成長を実現いたしました。特に注目すべきは、新ECサイト「ATAOLAND+」によるOMO(オンラインとオフライン統合)戦略の成果です。楽天市場支店に続きYahoo!店もオープンし、販売チャネルの多様化を積極的に推進。インターネット販売は前期比23.5%増の1,786百万円、店舗販売も同6.8%増の1,903百万円と、両チャネルで成長を遂げております。


財務面では自己資本比率78.9%と非常に健全で、現金及び預金も1,832百万円を確保しており、安定性は申し分ありません。営業活動によるキャッシュ・フローも356百万円のプラスを維持し、棚卸資産の効率的管理により運転資本も改善傾向にあります。


注目商品として、ATAO18周年記念の「ZOO」シリーズや性別を問わず使用可能な「パチャートシリーズ」、2025年1月発売の「ブロックパーティ」シリーズが若年層にも支持され、顧客層の拡大に成功。IANNEブランドの「Opera」も好調で、ブランドポートフォリオ全体の底上げに貢献しております。


ILEMERブランドでは、ハローキティ50周年コラボアイテムがインバウンド需要も取り込み、さらに11月からアメリカ市場での本格展開も開始。グローバル展開の新たな可能性を示しております。


2026年2月期の業績予想では増収率が5.5%とやや鈍化するものの、ヒット商品の定番化や既存・新規双方へのアプローチ強化により安定成長を見込みます。投資妙味としては、デジタルとリアルを融合したOMO戦略の更なる深化、キャラクターとブランドの融合によるエンタテイメントビジネスの拡大、そして海外展開の本格化による成長ポテンシャルが期待できる銘柄と評価いたします。

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