プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社(339A・東証グロース):売上収益10.4%増で着実な成長を継続
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年2月期 経営成績】
- 売上収益:5,649百万円(前期比10.4%増)
- 営業利益:914百万円(同20.5%減)
- 税引前利益:856百万円(同14.0%減)
- 親会社株主に帰属する当期利益:584百万円(同16.1%減)
【2026年2月期 業績予想】
- 売上収益:6,388百万円(前期比13.1%増)
- 営業利益:1,580百万円(同72.7%増)
- 税引前利益:1,518百万円(同77.3%増)
- 親会社株主に帰属する当期利益:1,050百万円(同79.8%増)
【アナリストコメント】
プログレス・テクノロジーズ グループは2025年2月期において、売上収益が前期比10.4%増の5,649百万円と二桁成長を達成し、デジタルソリューション事業の拡大が順調に進展しています。自動車、半導体、精密機器、医療、重工業の5つの最先端技術分野におけるエンタープライズ企業との取引深耕が奏功し、より収益性の高い案件への人的リソース集中により売上総利益率も改善されました。
一方で、連結子会社プログレス・テクノロジーズ株式会社の知的財産に関する損害賠償の和解に伴う一時的費用500百万円が営業利益を圧迫し、営業利益は前期比20.5%減の914百万円となりました。しかし、この特殊要因を除いた調整後営業利益では前期比23.0%増の1,414百万円と大幅な増益を達成しており、本業の収益力は着実に向上していることが確認できます。
2026年2月期の業績予想では、製造DX市場の拡大を背景に売上収益が前期比13.1%増の6,388百万円、営業利益は同72.7%増の1,580百万円と大幅な増益を見込んでいます。一時的要因の解消により営業利益率の正常化が進み、設計開発領域に特化したソリューション事業の専門性がより一層評価される展開が期待されます。製造業界におけるDXニーズの高まりと同社の強固な事業基盤により、中長期的な成長軌道への回帰が確実視されます。



