ペイクラウドホールディングス株式会社(4015・東証グロース):大幅増収増益で堅調な成長を継続
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年8月期第2四半期(中間期) 経営成績】
- 売上高:4,838百万円(前年同期比143.1%増)
- 調整後EBITDA:679百万円(同199.9%増)
- 営業利益:404百万円(同370.3%増)
- 経常利益:397百万円(同413.5%増)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:213百万円(前年同期は14百万円の損失)
【2025年8月期 業績予想】
- 売上高:9,000百万円(前期比31.3%増)
- 調整後EBITDA:1,000百万円(同247.4%増)
- 営業利益:500百万円(同48.0%増)
- 経常利益・当期純利益:非開示
【アナリストコメント】
ペイクラウドホールディングス株式会社は、2025年8月期第2四半期において想定を上回る優秀な業績を達成しています。売上高4,838百万円は前年同期比143.1%増と大幅な成長を実現し、新サービスのクロスセルや既存顧客の利用拡大が寄与しました。営業利益404百万円(前年同期比370.3%増)は、デジタルサイネージ事業の本格展開により収益性が大幅に改善したことを示しています。
特に注目すべきは、2024年3月の株式会社クラウドポイントとの経営統合により新設されたデジタルサイネージ関連事業が早期に収益貢献している点です。同事業は当四半期に売上高2,568百万円を計上し、セグメント利益379百万円と高い収益性を実現しました。既存のキャッシュレスサービス事業も売上高1,884百万円(前年同期比15.4%増)と着実な成長を継続し、累計エンドユーザー数217,476千人、独自Payの決済取扱高705,996百万円を達成しています。
財務面では自己資本比率53.0%(前期末50.2%)と健全性が維持されており、営業活動によるキャッシュ・フロー83百万円の収入により成長投資への余力も十分です。通期業績予想に対する上半期の進捗率も順調で、持株会社体制による事業間シナジーの創出効果が今後さらに期待されます。同社の多角化戦略と高い成長性は、中期的な企業価値向上への期待を高めるものとして評価できるでしょう。