トゥエンティーフォーセブン(7074・東証グロース):経営体質改善が進展、新コース導入で事業再建へ
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年11月期第1四半期 経営成績】
- 売上高:455百万円(前年同期比26.4%減)
- 営業損失:66百万円(前年同期営業損失198百万円)
- 経常損失:63百万円(前年同期経常損失200百万円)
- 四半期純損失:67百万円(前年同期四半期純損失213百万円)
【2025年11月期通期 業績予想】
- 売上高:2,270百万円(前期比10.2%減)
- 営業利益:11百万円(前期営業損失363百万円)
- 経常利益:5百万円(前期経常損失380百万円)
- 当期純損失:11百万円(前期当期純損失435万円)
【アナリストコメント】
トゥエンティーフォーセブンは、厳しい業績環境が続く中でも着実な改善の兆しを見せています。第1四半期において売上高は455百万円と前年同期比26.4%減少したものの、営業損失は66百万円まで大幅に圧縮され、前年同期の198百万円から132百万円の改善を実現しました。これは同社が継続的に推進してきたコスト削減効果が着実に表れているものと評価できます。
特に注目すべきは、2025年1月より本格導入した新コースの存在です。従来と同等の品質を保ちながら大幅なプライスダウンを実現した新コースは、幅広い顧客層へのアプローチを可能とし、事業回復の重要なターニングポイントになると期待されます。
財務面では、第三者割当増資により現金及び預金627百万円を確保し、借入金残高もゼロという健全な財務基盤を維持しています。また、いなよしキャピタルパートナーズやNOVAホールディングスとの資本業務提携により、経営成績の改善と財務基盤のさらなる安定化が期待されます。通期では営業利益11百万円、経常利益5百万円の計上を予想しており、損失続きからの体質転換が現実味を帯びてきました。継続的な単月営業黒字は2025年6月以降を見込んでおり、本格的な業績回復に向けて重要な局面を迎えています。