アスタリスク(6522・東証グロース):収益拡大により営業損失を大幅縮小し利益転換に向け着実に前進
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年8月期第2四半期(中間期) 経営成績】
- 売上高:875百万円(前年同期比32.8%増)
- 営業損失:15百万円(前年同期は160百万円の営業損失)
- 経常損失:18百万円(前年同期は121百万円の経常損失)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:23百万円(前年同期は197百万円の四半期純損失)
【2025年8月期 業績予想】
- 売上高:2,200百万円(前期比39.4%増)
- 営業利益:50百万円(前期は224百万円の営業損失)
- 経常利益:39百万円(前期は176百万円の経常損失)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:15百万円(前期は389百万円の当期純損失)
【アナリストコメント】
アスタリスクは2025年8月期第2四半期において、IoT・自動認識技術の市場拡大を背景に売上高が前年同期比32.8%増の875百万円と力強い成長を達成しました。特にAsReader事業が前年同期比37.9%増の723百万円と堅調に推移し、同事業のセグメント利益が70百万円と利益転換を果たしたことで、全体の収益性改善に大きく寄与しています。営業損失は前年同期比145百万円改善の15百万円まで縮小し、利益転換への道筋が明確になっています。
主力のAsReader事業では、国内向けで自動販売機業界、製造業界、卸売・小売業界、医療業界への販売が順調に進捗し、海外向けでも飲料メーカーへの追加納入が実現しました。システムインテグレーション事業も前年同期比12.7%増と着実な成長を維持し、期限管理アプリSdcOの販売開始など新商品の市場投入も順調に進んでいます。また、大手キャリアとの協業体制強化により継続的な案件紹介を受けており、営業基盤の強化が着実に進展しています。
2025年8月期通期では売上高2,200百万円(前期比39.4%増)、営業利益50百万円の計上を予想しており、本格的な利益転換を見込んでいます。顔認証技術やAsCodeなどの新技術開発、海外展開の本格化により、中長期的な成長基盤の構築が順調に進んでおり、IoT・DX需要の拡大を確実に収益化する体制が整いつつあります。