株式会社ABEJA(5574・東証グロース):LLM関連案件が好調で営業利益68.2%増への大幅上方修正
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【業績修正の要点(2025年8月期)】
- 売上高:3,260百万円→3,450百万円(前期比24.7%増)
- 営業利益:220百万円→370百万円(前期比27.6%増)
- 経常利益:220百万円→373百万円(前期比30.4%増)
- 親会社株主に帰属する純利益:200百万円→359百万円(前期比64.7%増)
- EPS:21.35円→38.30円(16.95円増)
【アナリストコメント】
ABEJAは2025年8月期業績予想を大幅に上方修正し、特に利益面での大幅な改善を発表しました。第2四半期累計期間の売上高は1,807百万円と前年同期比26.9%増となり、LLM(大規模言語モデル)関連案件が牽引役として顕著な成果を上げています。第1四半期が前年同期比17.7%増、第2四半期単体では34.7%増と四半期ベースでも順調な成長を継続している点が注目されます。
売上高は前回予想から190百万円増の3,450百万円となり、成長率も前回予想の17.8%から24.7%へと大幅に上方修正されました。上期実績が前年同期比26.9%増、下期見込み同22.4%増と通期を通じて高い成長率を維持する見通しです。営業利益は売上総利益の増加を主因として150百万円増の370百万円となり、前回予想比68.2%の大幅増となります。
AI技術の普及拡大により、同社の提供するAIソリューションに対する企業需要が急速に高まっていることが業績改善の背景にあります。特にLLM関連案件の好調は、生成AI市場の本格的な立ち上がりを示唆しており、同社の技術力と市場ポジションの優位性が確認されました。採用活動の継続により人材基盤の強化も図られており、今後の持続的成長に向けた体制整備が進んでいます。