バリュークリエーション(9238・東証グロース):マーケティングDX事業の堅調な成長により売上高16.4%増を達成
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年2月期 経営成績】
- 売上高:3,431百万円(前期比16.4%増)
- 営業利益:121百万円(前期比29.6%減)
- 経常利益:131百万円(前期比21.0%減)
- 当期純利益:86百万円(前期比24.5%減)
- 配当実績:6.5円(前期12円)
※2024年3月に1:2の株式分割を実施。 前期の12円は株式分割前の配当金額。
【2026年2月期 業績予想】
- 売上高:3,820百万円(前期比11.3%増)
- 営業利益:193百万円(前期比58.8%増)
- 経常利益:197百万円(前期比50.1%増)
- 当期純利益:130百万円(前期比50.7%増)
- 配当予定:7円
【アナリストコメント】
バリュークリエーションは2025年2月期において、インターネット広告市場の成長を背景に売上高が前期比16.4%増の3,431百万円と着実な成長を達成しました。主力のマーケティングDX事業が前期比13.7%増の3,227百万円と堅調に推移し、顧客継続率97%という高い水準を維持していることは、同社のサービス品質の高さと顧客満足度を示しています。不動産DX事業も前期比87.0%増の204百万円と大幅な成長を遂げ、解体の窓口をはじめとする新たな収益源の確立が順調に進展しています。
営業利益は前期比29.6%減の121百万円となりましたが、これは主に不動産DX事業における顧客獲得のための先行投資費用によるもので、同事業が前期の23百万円の損失から848千円の利益に転換したことは収益化の道筋が見えてきたことを示しています。後発事象として発表されたLISMA事業とデジタルマーケティング支援事業の譲受により、さらなる事業拡大とシナジー効果が期待されます。
2026年2月期は売上高3,820百万円(前期比11.3%増)、営業利益193百万円(前期比58.8%増)を予想しており、利益の大幅な回復が見込まれています。マーケティングDX市場の拡大基調と同社の競争優位性、そして積極的なM&A戦略により、中長期的な成長軌道への回帰が強く期待されます。配当についても前期6.5円から7円へと増配予定であり、株主還元への積極的な姿勢も評価できます。



