リックソフト株式会社(4429・東証グロース):ツールソリューション事業の堅調な拡大により売上高前期比20.7%増を達成
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年2月期 経営成績】
- 売上高:9,043百万円(前期比20.7%増)
- 営業利益:458百万円(同31.1%減)
- 経常利益:461百万円(同31.8%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:355百万円(同32.2%増)
【2026年2月期 業績予想】
- 売上高:10,168百万円(前期比12.4%増)
- 営業利益:411百万円(同10.3%減)
- 経常利益:411百万円(同10.9%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:315百万円(同11.1%減)
【アナリストコメント】
リックソフト株式会社は2025年2月期において、アトラシアン製品を中心としたツールソリューション事業で着実な成長を遂げました。売上高は前期比20.7%増の9,043百万円と大幅に拡大し、同社の事業戦略が順調に実を結んでいることが確認できます。
特筆すべきは、アトラシアンのクラウド化への移行という大きな市場変化を機会として捉え、SaaS「Atlassian Cloud」のEnterprise プラン支援サービスや運用伴走支援サービス「サポートプラス」の刷新など、付加価値の高いサービスを積極的に展開している点です。また、ミロ・ジャパン合同会社との販売代理店契約締結により、同社の最上位パートナーであるPremier Partnerに認定されるなど、パートナーシップ戦略も着実に進展しています。
一方で、営業利益は前期比31.1%減となったものの、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の特別損失(信託型ストックオプション関連損失326百万円)の影響がなくなったことで、同32.2%増の355百万円と大幅な増益を実現しました。財政状態も健全で、自己資本比率は45.4%を維持し、現金及び預金も3,296百万円と潤沢な水準にあります。
2026年2月期業績予想では売上高前期比12.4%増と二桁成長が見込まれており、同社の競争優位性と成長性の持続が期待されます。DX推進の追い風に加え、アトラシアン製品の継続的な市場拡大により、中長期的な成長ポテンシャルは非常に魅力的であると評価できます。



