ライズ・コンサルティング・グループ(9168・東証グロース):堅調な事業拡大により着実な増収増益を実現、初配当を開始し株主還元を本格化
- funbunm
- 5月26日
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更新日:5月30日

【2025年2月期 経営成績】
- 売上収益:7,680百万円(前期比24.8%増)
- 営業利益:1,958百万円(同8.5%増)
- 税引前利益:1,909百万円(同7.2%増)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:1,418百万円(同7.8%増)
- 配当実績:9円00銭(初配)
【2026年2月期 業績予想】
- 売上収益:9,538百万円(前期比24.2%増)
- 営業利益:2,286百万円(同16.7%増)
- 税引前利益:2,268百万円(同18.8%増)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:1,651百万円(同16.4%増)
- 配当予定:14円00銭
【アナリストコメント】
ライズ・コンサルティング・グループの2025年2月期決算は、売上収益前期比24.8%増の堅調な成長を維持しつつ、コンサルタント数286名まで拡大し、新規案件開拓強化による事業基盤の着実な拡充を実現しました。同社が重点施策として掲げる「人材獲得」と「案件獲得」の両面での取り組みが奏功し、期末コンサルタント数は期初計画を上回る水準に達しています。特に新規開拓専門部署(ビジネスディベロップメント部)の設立や、プラクティス起点での営業活動本格化により、将来の大口顧客となりうる取引先獲得が順調に進展しています。財務面では、自己株式取得と並行して初配当9円を実施し、総還元性向30%以上を目安とする新たな株主還元方針を策定、経営の成熟度を示しています。通期業績予想では売上収益前期比24.2%増、営業利益同16.7%増と引き続き高成長を見込み、コンサルティング市場における需要の堅調な推移を背景とした持続的な成長戦略が評価されます。財務健全性も高く、今後の投資余力を保持しながらも株主還元を本格化する姿勢は、中長期的な企業価値向上への確固たる意志を表しており、投資妙味が高まっています。