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AHCグループ株式会社(7083・東証グロース):第1四半期は営業損失も、新規事業所開設と買収効果により増収基調維持

  • funbunm
  • 5月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月30日


AHCグループ株式会社(7083・東証グロース):第1四半期は営業損失も、新規事業所開設と買収効果により増収基調維持
AHCグループ株式会社(7083・東証グロース):第1四半期は営業損失も、新規事業所開設と買収効果により増収基調維持

【2025年11月期第1四半期 経営成績】

・売上高:1,565百万円(前年同期比4.1%増)

・営業利益:-8百万円(前年同期は営業利益6百万円)

・親会社株主に帰属する四半期純利益:-3百万円(前年同期は純利益5百万円)



【2025年11月期 業績予想】

・売上高:6,622百万円(前期比5.6%増)

・営業利益:172百万円(同18.7%増)

・親会社株主に帰属する当期純利益:110百万円(同12.4%増)

・配当予定:12.00円(期末配当)


【アナリスト所見】

AHCグループ第1四半期は売上高4.1%増の1,565百万円と増収を維持したものの、営業損益は8百万円の損失となりました。これは主に介護事業の営業損失が前年同期の6百万円から14百万円に拡大したことが影響しています。一方、主力の福祉事業は新規事業所開設とM&Aによる事業拡大により10.0%の増収を達成し、営業利益も12.1%増の38百万円と好調です。


株式会社パパゲーノの完全子会社化により就労継続支援B型事業所を1事業所取得し、生活介護事業所1事業所を新規開設するなど、積極的な事業拡大を継続しています。のれんが97百万円増加(39.6%増)し、建設仮勘定の増加も設備投資の活発化を示しており、中期的な成長基盤構築への投資が進んでいます。


財務面では、総資産5,664百万円に対し純資産1,180百万円(自己資本比率20.8%)と、やや負債依存度が高い水準です。しかし、現金及び預金2,258百万円を確保しており、借入金返済や新規投資へのキャッシュフローは安定しています。通期予想では営業利益172百万円(前期比18.7%増)、純利益110百万円(同12.4%増)と大幅な増益を見込んでおり、福祉業界の需要拡大と既存事業所の利用者数増加、M&A効果の本格化により収益改善が期待されます。


今後注目すべきは、介護職員不足に対するAI支援ツール「AI支援さん」の導入効果と、生活介護事業所の拡大による収益性向上です。福祉業界の利用者数は年率5.7%で増加しており、安定した需要基盤を背景に持続的な成長が期待できます。


*2025年4月11日発表 決算短信より*

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