BTM(5247・東証グロース):業績予想を上方修正、各段階利益が大幅改善
- funbunm
- 5月29日
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更新日:5月30日

【業績修正の要点(2025年3月期通期)】
- 売上高:前回5,046百万円→今回5,046百万円(前期比21.5%増)
- 営業利益:前回75百万円→今回97百万円(同36.2%減)
- 経常利益:前回70百万円→今回92百万円(同38.7%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:前回48百万円→今回66百万円(同40.0%減)
- EPS:前回17.26円→今回23.48円
【アナリストコメント】
同社は2025年3月期通期の業績予想を上方修正しました。売上高は前回予想と変わらず5,046百万円を維持する一方、営業利益は前回予想の75百万円から97百万円に22百万円(29.5%の増額修正)、経常利益は前回予想の70百万円から92百万円に22百万円(31.2%の増額修正)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益についても前回予想の48百万円から66百万円に17百万円(36.0%の大幅な増額修正)となっています。
今回の上方修正の背景には、株式取得案件の中止により、アドバイザリー費用等の一部が不要となったことが挙げられます。同社は有限会社技研の株式取得(子会社化)を予定していましたが、株式譲渡契約書を解除することを決定し、これに伴い当初見込んでいた各種費用が発生しなくなったため、各段階利益の押し上げ要因となりました。
前期実績と比較すると、売上高は4,154百万円から5,046百万円への増収を見込む一方、利益面では営業利益が前期の152百万円から97百万円、経常利益が前期の150百万円から92百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が前期の110百万円から66百万円となる見通しです。同社は2025年4月1日付で1株につき2株の株式分割を実施しており、EPSについては株式分割を考慮した数値で算定されています。今回の上方修正により、同社の収益基盤の安定化が示されたものと評価できます。
※4月22日発表「業績予想の修正(上方修正)に関するお知らせ」より