dely(299A・東証グロース):購買事業の急成長により大幅増収を達成
- funbunm
- 5月29日
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更新日:5月30日

【2025年3月期 経営成績】
- 売上高:13,101百万円(前期比32.4%増)
- 営業利益:2,662百万円(同13.8%増)
- 経常利益:2,607百万円(同12.1%増)
- 当期純利益:1,691百万円(同14.1%増)
- Non-GAAP営業利益:2,817百万円(同12.9%増)
【2026年3月期 業績予想】
- 売上高:17,140百万円(前期比30.8%増)
- 営業利益:3,374百万円(同26.7%増)
- 経常利益:3,357百万円(同28.8%増)
- 当期純利益:2,295百万円(同35.7%増)
- Non-GAAP営業利益:3,529百万円(同25.3%増)
【アナリストコメント】
同社が事業展開する料理レシピサービス業界では、消費者の生活様式の多様化と共に、小売企業や食品飲料メーカーとの連携による購買促進ニーズが急速に高まっています。こうした市場環境を背景として、同社のクラシルリワード関連アプリのMAU(月間アクティブユーザー)が223万を超えるまで成長し、小売企業や食品飲料メーカーとの取引深耕によりARPUも向上しました。
特に注目すべきは、2025年3月期は購買(販促)事業が前期の622百万円から3,246百万円へと約5.2倍の急成長を遂げ、売上構成比が24.8%まで上昇したことです。これにより広告収益から成果報酬型・ストック型収益への転換が着実に進展しており、事業ポートフォリオの質的向上が確認できます。
Non-GAAP営業利益については、事業ミックスの変化により利益率自体は低下していますが、増収効果と適切なコストコントロールにより12.9%の増益を達成しています。2026年3月期についても売上高30.8%増、当期純利益35.7%増と高い成長見通しを示しており、収益性と成長性のバランスが取れた持続可能な事業展開が期待されます。
※5月1日発表「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」より



