株式会社アスタリスク(6522・東証グロース):2025年8月期通期業績予想を下方修正
- funbunm
- 5月29日
- 読了時間: 2分
更新日:5月30日

【業績修正の要点(2025年8月期通期)】
- 売上高:2,719百万円→2,200百万円(前期比39.4%増)
- 営業利益:223百万円→50百万円(前期は224百万円の営業損失)
- 経常利益:218百万円→39百万円(前期は176百万円の経常損失)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:99百万円→15百万円(前期は389百万円の当期純損失)
- EPS:14円03銭→2円03銭
【アナリストコメント】
アスタリスクは2025年8月期通期業績予想において、売上高を19.1%下方修正し2,200百万円とする一方、営業利益は50百万円の利益計上を維持し、前期の224百万円の営業損失からの利益転換を見込んでいます。修正の主因は米国市場における大型案件の商談長期化と政権交代による経済政策変更の影響により、受注進捗に遅れが生じたことです。第2四半期実績では売上高875百万円と予想を24.6%下回ったものの、コスト削減により計画比116百万円の販売費削減を達成するなど、収益性改善への取り組みが進んでいます。今後の成長戦略として、米国市場では現在進行中の大規模プロジェクト商談の成約に注力し、日本市場では顔認証技術やデジタルショーケース関連案件の具体化、大阪メトロや大阪万博での社会実装を通じた市場認知度向上を図る方針です。革新的技術であるAsCodeやリニアの開発加速により第20期(2026年8月期)以降の収益貢献も期待され、日米両市場での持続的成長基盤の構築が進んでいます。
※4月14日発表業績予想より