エスユーエス（6554・東証グロース）：中間期業績予想を大幅上方修正

エスユーエス（6554・東証グロース）：中間期業績予想を大幅上方修正

【業績修正の要点（2025年9月期第2四半期）】

- 売上高：7,174百万円→7,450百万円（前年同期比19.9％増）

- 営業利益：547百万円→810百万円（同79.6％増）

- 経常利益：577百万円→850百万円（同76.7％増）

- 親会社株主に帰属する中間純利益：370百万円→570百万円（同60.6％増）

- EPS：41.97円→64.45円（22.48円増）

【アナリストコメント】

同社が事業展開するIT人材派遣業界では、慢性的なエンジニア不足が続く中で、高技術者への需要が一段と高まっています。こうした市場環境を背景に、同社の派遣単価上昇と退職率改善が想定以上に進展し、稼働率も98.1％と極めて高い水準を達成しました。加えて、IT請負業務においても受注体制強化により好調な推移を見せており、同社の事業戦略が奏功している状況です。利益面では売上総利益の増加に加え、採用広告費等の販売費及び一般管理費の効率的な使用が寄与し、営業利益は前回予想を48.1％上回る810百万円となる見込みです。通期業績については新卒エンジニア研修や戦略的シフトアップ、エンジニア報酬引き上げ等の投資を予定していることから据え置かれましたが、海外顧客や特定顧客に過度に依存しない事業構造により、米国関税政策の影響は限定的とされています。

※4月21日発表「2025年９月期第２四半期（中間期）連結業績予想の修正に関するお知らせ」より